こんにちは。人事部長です。
今回は、営業第二部1課課長のホンダと、営業第三部の課長兼新事業開発推進室のヤスの対談をお届けします。
同期入社で、新人・若手営業時代はともに中途採用を専門とするHRセクションに所属していたホンダとヤス。実はHRセクションでは、私もマネジャーとして2人の育成に関わっていました。決して順調なことばかりではなく、壁にぶつかる度に人一倍の努力を重ねて成長してきた2人。これまであまり語られてこなかった若手時代やターニングポイントなどを振り返ってもらいながら、現在の活躍に迫ってみたいと思います。
登場人物を紹介
営業第二部1課課長 ホンダ

■部署歴
2014年10月 中途で入社し、Fプロ(当時の新人育成専門チーム)に配属
2015年4月 HRセクション(中途採用を専門とする部署)に配属
2022年4月 課長に昇格
部署の体制変更により、2023年からは営業第二部1課に配属
■入社経緯
大学在学中からバンドを組んでおり、卒業後もバンド活動を継続。しかし2年ほど活動した後に解散が決まり、音楽活動自体に一区切りつけようと就活する道を選びました。業種は絞らず、広く営業職で探していたときに、タイキが第二新卒も選考対象にして営業募集していることを知って応募。面接で当時の営業部長と話した際、自分を必要としてもらえていると感じたこと、そして「この部長の下で働きたい!」と思えたことが決め手となって入社しました。
■ヤスから見たホンダの営業タイプ
THE営業。先頭に立ってみんなを引っ張っていくタイプ。
■最近のマイブーム
5歳と3歳の子どもたちと遊ぶこと。公園に行ったり、ショッピングモールに出かけたりしています。
営業第三部課長 兼 新事業開発推進室 ヤス

■部署歴
2014年 新卒で入社し、Fプロ(当時の新人育成専門チーム)に配属
2015年 HRセクション(中途採用を専門とする部署)に配属
2019年 RBセクション(新卒採用を専門とする部署)に配属
2020年 HRセクションとRBセクションが統合。同年、課長代理に昇格。
2023年 営業第三部(新人育成専門部署)に配属
2024年 課長に昇格
同年4月からは新事業開発推進室と営業第三部の課長を兼務
■入社経緯
大学で広告や映像を学んでいた流れで、就活では広告業界を志望。「介在価値の高い仕事がしたい」という考えから、広告業界の中でも、多くの人の人生に大きな影響を与える求人広告に興味を持ちました。求人広告の会社を中心に就職活動を展開する中でタイキを知り、応募。選考中にいろんな先輩に会い、社風の良さを感じたことが決め手となって入社しました。
■ホンダから見たヤスの営業タイプ
常に周りが見えていて細やかに振る舞えるタイプ。
■最近のマイブーム
子どもと遊ぶこと。最近は上の子の三輪車の練習を手伝っています。
2人の現在のミッションは?

本日はよろしくお願いします!早速ですが、現在は営業活動の他に、課長としてのミッションを持っていると思います。まずはそのミッションについて伺えますか?

僕は、営業第二部全体の戦術推進を任されています。いわゆるKPIの管理ですね。営業第二部は営業だけでも20名以上いる大きな組織です。戦術があれば自然と足並みが揃うかというと、そうではありません。そこを1つにまとめて、「一丸となって頑張っていこう」とやっています。

戦術推進とは違うけれど、ホンダは営業第二部のみんなの相談にも良く乗ってくれていますよね。

そうですね。営業第二部の中で、正社員採用におけるアドバイザーみたいになっています。ITエンジニアなど、正社員特有の職種の募集を担当する際の駆け込み寺といいますか…。今、会社として正社員採用案件を増やしていこうとしているなかで、中途採用を専門とする部署にいた自分の経験がうまくはまっていると感じます。

中途採用で経験を積んできたホンダならではの活躍ですね。では、営業第三部と新事業開発推進室を兼務しているヤスは、どのようなミッションを持っていますか?

育成専門部署の営業第三部では、今年入社した新卒メンバーの育成を担っています。新事業開発推進室では、正社員採用の戦略商材として、IndeedPLUS以外の求人広告やダイレクトリクルーティングの推進を中心にやっています。

「推進」とは、具体的にどのような取り組みをしているのでしょう?

IndeedPLUS以外の求人広告やダイレクトリクルーティングは、社内ではまだまだ新しい商材です。ですから、今は認知を高めることに力を入れていて、勉強会を定期的に開催したり、営業個々人とミーティングを実施しています。

ダイレクトリクルーティングなどの活用事例は社内でもだいぶ増えてきた一方で、リクルートの求人広告と比べると知見が少なく、新商材を提案することに不安の声が上がることもあります。

そうなんです。ミーティングでは、各営業が担当している正社員採用案件の状況をヒアリングし、新商材を使ってどのような提案ができるのかをアドバイスしています。その後案件化したら同行して、OJTで教えながら一緒に提案・伴走もしています。

新人営業時代のこだわっていたこと

今度は新人・若手時代に遡っていきたいと思います。まずは新人営業時代。当時は結果を残そうとがむしゃらだったと思いますが、どんなことを考えながらやっていましたか?

僕は一応中途入社で、新卒で入社した同期よりも2~3歳上で入ったので、「同期に負けたくない!」という気持ちが原動力になっていたと思います。

同期に負けないために、どのようなことを意識して取り組んでいましたか?

当時は商談の準備をものすごく徹底してやっていました。朝早くから夜遅くまでかかっていて…。同じ時間、僕に付き合ってくれていた上司には感謝しかありません。
あと、新規営業の時は、たくさんいる求人広告の営業との違いをいかに訴求し、お客様に選んでもらうかみたいなことをよく考えていました。

考えて…どのような答えにたどり着いたんですか?

「お客様が予想していないことをする」です。例えば、ご挨拶のアポイントでも原稿をつくってもっていくとか。ものすごくニーズがあって困っていそうなのにアポイントをいただけなかったお客様には、飛び込みで訪問してみるとか。お客様が予想していること=他の営業もやっていることなので、他の営業と違うことをやろうと意識していました。

まさに「頭も足もフル回転!」でしたね。では、ヤスはどうですか ?

僕は「同期に負けたくない」と思っている余裕さえなく、とにかく自分の事で必死でした。新規目標をひたすら追いかけて仕事をしていました。

新規目標を達成するためにこだわったこと、工夫したことはありますか?

週のアポ件数目標は必ず達成するように心がけていました。

飲み会に遅れて参加してきたこともあったくらい、アポ件数の目標達成にはこだわっていたよね。

そうそう!そんなこともあったね(笑)。
その他に工夫したこととして、自分が得意な業種・職種を選んでアプローチするようにしていました。30~50名規模の会社の法人営業職、施工管理、エンジニアの三軸だったと思います
若手営業時代のモチベーション

2人が入社2~3年目の時、私が担当していた大手のお客様を引継ぎしました。それも1社ではなかったので、営業としてのステージが一気にあがったのでは?

会社としてもチャレンジングな引継ぎだったと思います。当時の年次を踏まえると、だいぶ背伸びをしたようなお客様を担当させてもらいました。商談時に飛び交う言葉がまず理解できない。わからないことがわからないレベルから必死に食らいついていった記憶があります。

僕もホンダと同じ状態でした。当時は苦しかったですね。

その苦しさの中で、踏ん張れた要因はなんでしたか?

売上自体は上がるようになっていたので、「大変だけど嬉しい」みたいな感じで頑張れていました。大変でも売上がちゃんとついてきたのと、やっていくうちにお客様と話せるように成長してきていることを自分自身で実感できたことが大きいです。あと、お客様からの言葉に励まされて、何とかやってこられたと思います。

通常業務をやるだけでは、言葉が分からない状態から商談ができるレベルにはなかなか達しないと思います。+αでどのようなインプットをしていたのでしょうか?

担当していたのは建設系の技術者派遣の大手企業様だったので、お客様の競合のことや、専門用語、資格についても調べました。商談でわからない言葉があれば都度調べて、人に教えられるレベルになるまで勉強を続けました。

僕も、同じことをやっていました。あとは取材も勉強になりました。当時、賃貸仲介の大手のお客様に一番大きなサイズの広告を連載いただいていたので、毎週のように取材に行っていて。採用担当の方よりも業務を深く理解するくらい話を聞くようにしていました。

2人の頑張りはもちろん近くで見ていたし、徐々にお客様から評価いただけるようになって僕も嬉しかったことはとてもよく覚えています。
ところで、同じようなペースでステップアップしてきていた2人ですが、当時の関係性はどんな感じだったのでしょう?

バチバチのライバルではないけれど、お互いの成績は意識している感じでした。

あとは厳しい中で一緒に頑張っている関係だった気がします。

当時はよく一緒に飲みに行ってました!

「今週大変だったけど、お互い頑張ったね」みたいな話をして支え合ってました(笑)。

キャリアの転機になった仕事

2人ともリテールから大手まで、様々なお客様を担当してきました。その中でも、自分が大きく成長できたり、転機になったと感じる仕事について教えてください。

僕は、前述の建設系技術者派遣のお客様を入社2~3年目から任せてもらっているのですが、そのお客様の事例をもとにして同業の別の大手企業様を新規受注できたことが、すごく転機になりました。今でも信頼関係が繋がっていて、年間1,000万円を超えるお取引をいただいています。

それはすごい大型受注でしたね!どのようにアプローチしたのですか?

最初の大手のお客様で圧倒的に良い効果をだせていたので、電話でアプローチした際に事例としてお話しして、興味を持ってもらいました。そこから半年くらいは関係構築の期間。引き続き事例共有をしながらノウハウがあることをアピールしていました。
そして元々お付き合いされていた代理店での効果が悪くなってきたタイミングで提案機会をいただくことに。メリット訴求のみで差別化できていなかった原稿を、募集職種である施工管理経験者の心情に沿ったメッセージ性の強い原稿に変える提案をし、受注することができました。

先ほど「すごい転機」と表現していましたが、その受注前後で、どのような変化があったのでしょう?

シンプルなんですが、自信がつきました。この新規受注を機に同業のお客様がどんどん増えてきて、「この業界・職種の採用なら、誰にも負けない」という強い気持ちで営業に臨めるようになりました。

ホンダのなかで、営業としての軸ができて、それが今の営業第二部での活躍やメンバーからの信頼にも繋がっているんですね。では、ヤスはどうですか?

3年目の頃から3~4年担当した建築関係のお客様によって、営業スタンスに大きな変化がありました。
僕が担当した当時、このお客様は毎週何本も原稿を掲載されていて、新しい原稿の提案を常に求められていました。提案内容に厳しい分、採用が出来ると必ず教えてくれて評価をしてくれる。「こんな人が採用できたよ」という話を聞けるのは、とても嬉しかったですね。
実は正直に言うと、それまでは応募数は見ていたけれど、「こんな人が採用できた」という話はあまり興味がなかったんです。でも担当するうちに、「応募は採用に繋がったのか」「どんな人が採用できたのか」というところまで興味を持つようになり、そこに自分の介在価値を感じられるようになりました。

そうですね。シェアナレを受賞した仕事は、採用ターゲットを分解して、それぞれメッセージ設計をする内容でしたが、その仕事に至る「ターゲット目線で考える姿勢」や「提案力」はこの建築関係のお客様との仕事で身についたと思います。
今、マネジャーとして意識していること

現在は営業だけではなく、メンバーのマネジメントも担っている2人ですが、マネジャーとして意識していることは何ですか?

僕が見ているのは新卒メンバーということもあり、「いいこと」「変えたほうがいいこと」は伝えるようにしています。例えば、言葉遣い、ビジネスマナー、商談の進め方ですね。指摘するのにもパワーが必要になるのですが、本人の為にきちんと伝えながら改善していきたいと思っています。

僕は、話しかけてもらいやすい雰囲気づくりを気を付けています。相談しにくいとならないように。そして、アドバイスを口で言うのは簡単だけど、行動に移すのが難しいと思っているので、イメージが付くまでは一緒にやってあげることも意識しています。

自分自身の経験をマネジメントに活かすことはありますか?

やると決めたことは意思を持ってやり遂げる大切さを伝えています。毎日・毎週のちょっとした積み重ねが、半年・1年で大きな差になって返ってくるよ、と。

僕らが若手だった頃からやり方は変わっていますが、「決めたことをやりきる」という本質は変わらないと思うんです。結局は、結果を残すには週のKPIをやりきれるかどうか。本人の意思を尊重しながらも、やるべきことはちゃんとやろうと話しています。

今後の目標

最後に、これからの目標を教えてもらえますか?

会社として正社員採用の領域拡大を目指しているので、まずはそれに貢献すること。そして、自分が担当するお客様を安心して任せられる後進を早く育てることです。

お客様を任せられるようになったら、どんなことをやりたいですか?

もっと深く部署に関わっていきたいと思っています。組織全体の成果が上がるように、役職に就いて取り組んでいくことが目標です。

僕もホンダと近いかもしれません。僕が新事業開発推進室に配属されたのは、会社として正社員領域を大きくして事業拡大したいという意志表示だと思っています。アルバイト領域の提案とは異なる面もありますので、そこをきちんと伝えて、正社員領域の案件も受注につなげられる営業を増やしていきたいと思っています。

2人とも、組織成長にいかに自分が貢献できるのかを考えているのですね。頼もしいです!一層の活躍を楽しみにしています。本日はありがとうございました。
最後に。
本文では触れませんでしたが、今後の目標について質問した際、印象に残る言葉がありました。
「ここまで育ててもらった恩を感じているし、恩返しをしたい」
「先輩や仲間に恵まれてきた。仲間の存在がモチベーションになっている」
お客様のために尽力し、頼りにされることを喜びに感じる―――。
それが入社以来の原動力であることは言うまでもありません。ただ、それと同じくらい「仲間への感謝」や「仲間を支えたいという想い」が、彼らの成長を支えてきたのだと感じました。
私は人事部長という立場上、「タイキで活躍できる人とは?」という質問をよく受けます。今回のインタビューを通じて改めて思うのは、「お客様や仲間など、誰かのために力を尽くせる人」こそがタイキで輝ける人だということです。
実はこれは、当社の選考基準にも通じています。タイキでは「求人企業、求職者、そして仲間のために頑張ることができる人」を仲間として迎えています。だからこそ、これからタイキに加わる皆さんにも、そして今まさに努力を重ねている若手の皆さんにも、「自分は活躍できる素質を十分に持っている」という自信を胸に、未来へと進んでいってほしいと思います。
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