こんにちは。人事部長です。
育成専門部署である営業第三部は今春、2024年4月入社の新卒・中途入社の新人が卒業し、2025年4月入社の新卒5名が配属となりました。新たな体制・新たな育成方針のもと、新たな1年間がスタートしています。
今回は営業第三部の育成マネジャー・育成担当にインタビューを行い、今年度の新人育成の方針や内容、力をいれていきたいことなどを聞いてきました。時代の流れや採用市場の変化などに合わせて、毎年見直し・策定されてきた新人育成プログラム。2025年度はどのようになるのでしょうか。
営業第三部のミッション
ミッション:
「新しい時代のスタンダードをつくる」
ミッションは部署設立当初から変わらず「新しい時代のスタンダードをつくる」です。お客様に対して「新しい時代の『採用の在り方』を提案していく」ことを推進していきます。
オウンドメディアリクルーティングがオーソドックスになり、ダイレクトリクルーティングが台頭してくるなど、部署設立時からだけを見ても採用の在り方は大きく変化してきました。お客様が抱える課題と真正面から向き合い、従来の採用手法にとらわれずに最適なHRソリューションを提案していくことを大切していきたいと考えています。
2025年度の育成テーマ
2025年度のテーマ:
「お客様と事業の話をすること」
例えばお客様の事業について調べる、お客様の3C分析をするなど、お客様の会社の事を知りにいって、きちんと事業の話ができる営業に育てることを今年の育成テーマに据えています。もちろん、昨年度まで取り組んできた「お客様に寄り添った提案をできるようにする」「HRソリューションを提案できる」ということにも引き続き取り組んでいきます。
ただ、お客様にとって、採用を行なう目的は人を増やすことではありません。お客様の会社やお店のエンジンとなるということを大切にしてほしい。そのためにまずは会社のことを知り、採用の話になった時にはターゲットやコンセプト、手法、媒体の提案ができる営業に育てたいと考えています。
1年後のありたい姿/目指している営業像
(1)お客様と事業の話ができる営業
(2)出来ることがたくさんある営業
(3)各営業プロセスのどこにも苦手を持たない営業
2つめにある「出来ること」というのは、「お客様に提案できフィールド」と考えていただくと良いでしょう。例えば、「アルバイト採用だけじゃなくて中途採用・新卒採用にも対応できる」「ドライバー・営業・ITエンジニアなど様々な業界・職種の採用について抵抗感なく提案ができる」など、営業としての守備範囲が広がっている状態を目指します。
上記の目指すべき姿がすべて出来ている状態になれば、自然と受注件数や売上金額が増え、売れている営業になれるはずです。件数や受注金額の目標はもちろんありますが、そればかりを追い求めるのではなく、「どういう営業を目指すのか」を大切にしていきます。
育成マネジャー・育成担当を紹介
営業本部部長 ほど

■プロフィール
2006年新卒入社。アルバイト・中途・新卒まで領域問わず、中小~大手と幅広いお客様の採用活動を支援。入社4年目には代理店営業の中でMVP受賞。リクルート主催の首都圏ベスプラは3度受賞。アルバイト領域・社員領域・大手領域・育成部署と営業マネジャーを歴任し、現在は営業本部部長を務める。2022年1月には新規事業(ナレッジワーカー)を立ち上げ、企画推進を兼務。
■タイキへの入社理由
将来、経営者になりたいと思っていたところ、選考で会った先輩社員に「おれについてくれば、(経営者になる方法を)教えてやる」と言われ、タイキに入社。
■営業としての自分の強み
何を質問されても全て答えられる自信があるほど、HR領域のサービスに精通していること。そしてお客様に合わせて必要な知識を取り出し、最適な提案ができること。
育成マネジャー ヤス

■プロフィール
2014年新卒入社。中途領域・新卒領域を専門としてお客様の採用活動を支援。2022年にはリクルート主催のシェアナレで準大賞を受賞。2023年からは育成部署の育成マネジャーに就任。現在は課長職を務める。2024年4月からは新事業開発推進室と兼務。
■タイキへの入社理由
「介在価値の高い仕事がしたい」という考えから、求人広告に興味を持っていたため。
■営業としての自分の強み
社員採用に長けており、リクルート媒体に限らず、幅広く提案できること。
育成担当 あなっぴー

■プロフィール
2017年3月中途入社。入社以来、特定エリアの採用を専門とするエリアサービスで活躍。中小企業のお客様を中心に採用活動を支援。2023年4月より育成部署の育成担当を務める。
■タイキへの入社理由
様々な業界のお客様とお話ができる仕事と知り、「楽しそう!」と興味を持ったため。選考の際に感じた、社内の雰囲気の良さが決め手となってタイキに入社。
■営業としての自分の強み
採用成功体験を他のお客様にも応用していくことができること。
育成担当 おぐちゃん

■プロフィール
2019年2月中途入社。特定エリアの採用を専門とするエリアサービスで長く活躍。中小企業のお客様を多く担当し、採用活動を支援。2024年4月より育成部署の育成担当を務める。
■タイキへの入社理由
多くの人との関わりを求めて、複数の業界に応募。「求人広告の営業は20代のうちに様々な業界の人と関われる、刺激的な仕事」というイメージがあり、求人広告の営業に転職。
■営業としての自分の強み
お客様に対する思いの強さ。お客様が大好きなので、2~3年ぶりのご掲載でお電話いただいた際でも、声を聞けば○○社の○○さんとわかります。
2025年度の新人育成で取り組むこと

ここからは具体的な話を直接お伺いしていきたいと思います。よろしくお願いします。

よろしくお願いします。

2025年は育成テーマ・目指すべき営業像が新しくなりました。何かきっかけがあったのでしょうか。

2024年に、当時2年目の営業に向けて行った研修がきっかけです。その研修はまさに「お客様の事を知りにいこう」「お客様と事業の話をしよう」という内容でした。すると、お客様に事業の話をしたことがきっかけで採用のお手伝いができるフィールドが広がったり、上席の方と話せるようになったりして、「仕事がすごく楽しくなった」という声が聞かれたんです。
事業について話すって難易度が高いと思いがちですよね。でも、営業としてのスタートからこういう経験を積んだほうがいいと思ったので、今年はチャレンジすることにしました。

なるほど。タイキの営業の醍醐味は、高い金額の提案が決まったとかではなく、お客様の企業成長へ介在できる点にありますよね。たしかにそれを感じるのに早い/遅いはないと思います。
では具体的な取り組みにも変化があるのでしょうか?。

かなり変わります。今年はすでにロープレを始めていて、「会社のことを聞く・知る」ということをやっています。このロープレも一環なのですが、今年は「教える」ことに重点を置いてやっています。営業をやりながら教えるというスタイルは、新人からすると不安がとても大きいと思うんです。事前にいろいろと教えることで、どういう風に仕事が流れていくのかというのを理解して、練習もして、不安なく営業に臨めるようにしています。

「仕事の流れを理解する」に通じると思いますが、2024年は「新規開拓を始める前に、既存のお客様へ営業を行って、一連の営業経験を積む」という取り組みもしていました。

同様のことは2025年もやっていきます。お取引がずいぶんご無沙汰になっているお客様に電話し、アポイントをいただけたら、そのまま新人が営業担当として商談に行くという取り組みを行います。
また、営業第三部の育成担当・育成マネジャーの商談に新人が同行し、原稿作成・掲載・掲載フォローの一連の営業活動のサポートに入るということも考えています。いわゆるカスタマーサポート、カスタマーサクセスのようなイメージです。新人が自力であげてくる新規だけだと1年間に経験できる仕事が限られてしまうため、先輩の仕事を通じて経験社数を増やすことで、商談以降の受注~掲載~掲載フォローについてもきちん学べるようにします。

新人の皆さんに期待すること

アップデートされた育成プログラムから、新人のみなさんの活躍を願う気持ち・大切に育てる覚悟が伝わってきますが、育成マネジャー・育成担当のみなさんから新人のみなさんへ、どのようなことを期待しますか?

これまでの話に通じるのですが、臆せずにどんどん新しいお客様に会いに行ってほしいと思います。「自分が知らない業界だから」「聞いて怒られたらいやだから」ではなくて、新人だからこそどんどん質問して、知らないことを知ることに積極的になってほしいです。

媒体提案だけでなくて、お客様にしっかり入り込んでほしいと思っています。「1名の採用が出来ました」で満足するのではなく、採用したことでお客様の事業がどのように前進したというところまで話せるようになってほしいです。
あと、いろんな業界や職種を経験することで、「こういうお客様もいるんだ」「こういう仕事もあるんだ」ということを感じることが出来たら面白いと思うので、是非積極的に広げていってほしいです。

昨年1年間、誰も辞めずに続けられたのは、仕事のやりがいや楽しさを感じてくれていたからかなと思っています。ですから、今年の新人の皆さんにも仕事を楽しんでほしいです。 あと、お客様が困った時にとりあえず一番最初に連絡が来る存在になってほしいと思っています。「求人だったらこの人だよね」と思ってもらえたら、一番いいんじゃないでしょうか。

まずは積極性を大事にしてほしいと思っています。社内外問わず、積極性を持って色んな情報を取りに行ってほしいです。
また、昨年から引き続きの願いになりますが、お客様から愛される営業を目指してください。「自分はこういう強みがあってお客様に還元できる」という部分を広げていって、お客様が会いたくなる営業になってほしいと思います。

育成マネジャー・育成担当に期待すること

営業第三部を統括する責任者として、ほどが育成マネジャー・育成担当に期待することはなんですか?

昨年・一昨年から変わらないのですが、新人のお手本になれるような営業をやってほしいと思っています。ターゲットやコンセプトの提案をする・取材をきちんと行う・いい原稿をつくる・お客様を知りに行くなど、新人に「こうあるべきだ」と伝えていることをきちんと背中で見せてほしいです。
忙しいことは重々承知していますが、魂を込めて仕事をするお客様を増やしてほしいし、その姿に新人が憧れたり、目標としてくれたらと思います。

ほどの考えを受けて、3人はどのようなことを取り組んでいきたいですか?

現在IndeedPLUSの代理店が増えていて、競合優位性を保つことが厳しくなってきていることを日々感じているのですが、タイキが勝っていくところは、ほどさんがおっしゃっていたところかなと思っています。ターゲットやコンセプトの設定などを丁寧に進めることを、改めて意識して取り組んでいけたらと思います。

関係性がいいお客様ほど、「今まで通りに」となりがちなので、「今のままの採用手法を継続していいのか」というところを改めてお客様と会話していきたいです。
あと、トータル的なご提案をして、採用課題・事業課題の解決ができるお客様を1社でも増やしていきたいと思っています。営業第三部に来てからお客様構成が変わってきていて、今は大手のお客様が多くなっています。ですので、ディフェンスの営業とオフェンスの営業どちらも並行してできるようにしたいです。

営業第三部に配属前の自分の武器は、フットワークの軽さ・細やかなフォローだったけれど、営業第三部では、お客様の事業に入り込んで様々な提案ができるようにというところを教えてもらっています。まだ出来ていない部分もあるので、例えば上席の方に関わりに行ったり、新しい職種を提案してみたり、お客様に入り込むことを意識して1年取り組んでいきたいと思っています。

2025年度の育成にかける思い

育成マネジャー・育成担当の皆さんは全員、昨年からの続投です。続投が決まった際には、「育成でやれることが増えていることを体感していた中で、また任せてもらえてうれしい」「昨年残してしまった課題に是非取り組みたい」といった声も聞かれましたが、改めて、2025年度の育成に関わる意気込みをお願いします。

今年はメンバーそれぞれの育成を意識しながら、成長に向き合っていきたいと思っています。今年は自分が育成担当をひっぱっていく立場だと思うので、ちゃんと時間をかけて育成することに改めて向き合っていきたいです。

一人でいいので誰かライバルを作り、ライバルと競いながら、競争心と楽しさの共存を図るのが、この仕事には一番いいんじゃないかと個人的には思っています。そこを充実させるために日々のレボの中で、行動スケジュールの立て方など行動の部分から指針を示してあげたいです。
あとは、「こんな人にアポが取れた」や「テレアポの時点で情報をいっぱいヒアリング出来た」でも何でもいいのですが、自信を持って出来たことが1つでも多くなるようにサポートしていけたらと思っています。

今年は協業の機会が増えると思っています。自分と関わってもらうことで、サポートしてくれる人に仕事の楽しさをたくさん感じてもらえるようにやっていきたいです。 あとは、新人の皆さんと一緒に、いい仕事を生み出すことをやっていきたいです。自分のノウハウをなるべく開示して、相関関係を築いていければいいなと思います。

ゴールデン世代を作ります!とにかく新人の皆さんのことを考えて、すべてを教えていきたいと思っています。

2025年度も、営業第三部の皆さんの活躍と成長を楽しみにしています!本日はありがとうございました。

最後に。
新人育成専門の部署を設けるのは、もちろん、新人を一人前の営業へと育てることが目的です。ただ、今回インタビューでは、育成担当の成長を感じました。育児の話で、よく「子どもが親を育てる」と言いますが、それに近いのかもしれません。特に営業第三部で初めて育成に携わっているあなっぴーとおぐちゃんからは、1年前に同様のインタビューした時と比べて自信・視野の広がり・視座の高まりのようなものを感じ、この1年で得難い経験を重ねてきたことを予感させました。
実際に本人たちも成長を感じているようです。今回のインタビューの中で、「簡単な内容であれば研修を自分一人で進行することもあり、そういう経験が自分の成長に繋がっている」「営業第三部に来てから、いろんな人に相談されることが多くなったと感じる」「メンバーから『お客様からこういう喜びの声をもらえました』『こんな風に仕事が広がりました』と共有してもらえることが嬉しく、自分のモチベーションになっていた」といった話を聞くことができました。
育成担当に限らず先輩営業も、新人の商談同行や原稿発注同席などの経験を通じて学びを得ているはずです。部署やチームの垣根を超えて是非積極的に新人たちに関わり、互いの成長機会としていけるといいですね。
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