◆緊急企画◆コロナ禍のタイキはどのように事業運営をしているのか?

編集PICKS

こんにちは。人事部長です。

世界中、日本中で新型コロナウイルスが猛威を振るう中、タイキもこの難局を乗り越えるべく、全従業員が日々、協力し合いながら、事業を継続しています。過去の記事でもご紹介した通り、感染予防対策を徹底し、緊急事態宣言後はほぼ全ての従業員が週5日、テレワーク勤務をしています(本日、6月1日からは週3日、テレワークに変更となっています)。

今週はタイキが休業することなく、どのように事業継続しているかをご紹介したいと思います。

そもそも採用マーケットの現状は?

内閣府は5月18日、2020年1~3月期GDPが前期比年率3.4%減と発表しました。これを受けて、日本経済新聞は、「民間エコノミストが4~6月期の成長率は平均で前期比年率マイナス21.2%と予測する」と報道。記事では「リーマン・ショック後の09年1~3月期を超え、戦後最大の落ち込みとなる」とありました。

未曾有の経済危機を迎え、採用マーケットも大きく変化しています。厚生労働省が発表した3月の有効求人倍率(季節調整値)は1.39倍。コロナ禍を受けて、観光業を中心に新規求人が減少し、3年半ぶりに1.4倍を割りました。

タイキの主力商品である「リクナビNEXT」でも、掲載件数は2月下旬ごろから緩やかに減少傾向となり、緊急事態宣言を受けてさらに減少が進みました。一方、求職者の応募数はほぼ横ばい状況にあり、転職意向の高い求職者は、緊急事態宣言後も転職活動を継続しているようです。そのため、結果として1原稿あたりの応募数は全体的に大きく増加し、1原稿あたり平均応募数は、4月2週目時点で1~2月平均に対して1.5倍で推移しています。

この数年、求職者の売り手市場だった採用マーケットに、需給バランスの変化が起き始めています。

会員数1000万人超の転職サイト「リクナビNEXT」でも大きな変化が起きています。

コロナ禍のタイキの事業継続について

緊急事態宣言下においても、タイキは休業せずに、事業を継続しています。それはコロナ禍においても、採用活動を継続・拡大するお客様がいらっしゃるからです。

タイキには変わらず毎週、求人広告掲載の依頼が舞い込んできます。もちろん今年の1月、2月に比べれば、その数は大きく減少していますが、既存のお客様だけでなく、新規のお客様からも依頼をいただき、新しい取引もスタートしているんです。

実は多くの企業がコロナ影響により採用活動を縮小もしくは停止する中、コロナ禍においても採用を継続する企業にはいくつかの傾向があります。

一つは「業種」です。コロナ禍だからこそ、そのサービスが多くの顧客から求められている業種の企業は採用を継続しています。例えば、弊社のお客様では、食品スーパー、デリバリー専業のお客様は外出自粛を受けて、逆に採用を強化しています。物流業のお客様も同じく、採用意欲が堅調です。

もう一つは「逆転の発想」を持っている企業は採用を継続しています。経営状況は決して楽ではないと思いますが、先ほどリクナビNEXTの状況変化でも説明しました通り、掲載件数の減少をチャンスと捉え、この状況だからこそ優秀な人材を採用できる!と採用を継続もしくは拡大している企業がタイキのお客様にも一定数、いらっしゃいます。

テレワークでオフィスへ出社できないものの、オンライン会議システムを使ってコミュニケーションを取り、事業を継続させています。

最後に。

「企業は人なり」という言葉があります。コロナ禍においても、企業が存続していくためには、そこで働く人の頑張りが欠かせません。だからこそ、この難局においても、毎週、タイキに採用成功を期待して、たくさんの求人広告掲載依頼が舞い込むのです。つくづくタイキのビジネスは社会を支えるビジネスだと再認識させられました。