こんにちは。営業部次長の「ほど」です。
新卒採用が本格化する時期に差し掛かってきたので、今回は弊社の社長に、改めて太陽企画はどんな人を求めており、どんな魅力があり、将来どんな会社にしてきたいかをインタビューしました。この記事を通じて、少しでも、当社の企業理解につながれば幸いです。
タイキの求める人物像とは。
求める人物像というのは、私たちの生業、仕事の内容に基づいています。
我々の仕事は何かというと、社会的なミッションを2つ持っていると思います。
私たちのお客様である「企業」。その企業が適性と思われる人材を採用することによって、その企業のビジネスが成長・発展することに貢献する。これが1つです。
もう一つは「求職者」です。求職者は大きく4つに分けられます。
日本の就業者数は約6700万人。その5人に2人は非正規雇用で働いています。重複はしますが。5人に1人は年収200万円以下という働き方をしています。3番目は完全に失業している人。200万人前後います。そして、6割強くらいの人は正社員として働いています。
正社員の中の20%は、転職志向者である言われています。これはここ20年くらい変わっていません。大きくわけるとこの4つになります。
非正規雇用の方はやがては正社員にという気持ちはあるはず。年収200万円以下の人はそのままでいいとは思ってはいません。失業者の方はとにかく職につきたい。正社員の転職理由はさまざまです。「スキルを活かして、ステップアップしたい」「待遇や将来性への不満」「故郷に帰って、家族の面倒を見ないといけない」など。
私たちのもう一つのミッションは、そういった求職者に代わって、企業のドアをノックし、人生に関わる情報を提供する仕事なのです。
その2つのミッションを踏まえると、弊社の求める人物像が見えてきます。
- 人間性。人の役に立つことに喜びを感じる方。
- 人の人生を左右する仕事であるため、理性や良識も大事です。
- 有益な情報を提供していくための見識。それを見分ける地頭。
- お客様と深いやりとりができるコミュニケーション能力も求められます。
ただし一言でいうならば「人間性」です。人の役に立つことを通じて、やりがいを感じたい人。一山当てたいという人には、向いていない仕事かもしれません。地道だけれども、そんな仕事で喜びを感じたい。ありがとうという言葉が好きな人に向いている仕事だと思います。
タイキならではの魅力とは。
組織の魅力で言うと、人生の大半を会社の組織の中で仕事をして暮らすとするならば、その場所をどこにするかは大事なことだと思います。朝起きた時に行きたくない場所であっては良くないです。行きたくなる会社が理想です。
当社には、握手と拍手の文化というものがあります。良いことは褒め称える。認知と称賛の文化です。誰しも、正当に認められたい。そういう欲求はありますから。この会社にいると、自分の良さはもちろん、課題を確認できる場所であれたら素晴らしいと考えています。誰でも、本能的に笑顔を提供できることはしたいというのは本来の欲求です。それを自然に発露できる場所だといいのだろうなと思います。繰り返しになりますが、自分の人生の大半の場所は会社であり、その欲求が満たされている状態が理想なんだろうなと思います。
後は、魅力的な会社とすると言いすぎなので、良いところもあれば、悪いところもあるのはつきものです。良い会社だから入りたいという人よりも、いい会社を作りたいという人のほうが、私たちにとっては嬉しいですね。完璧な会社は日本にはないと思います。良いと思っていたのに、よくないじゃないか。ではなく、悪いところもあるからそこを変えていこうと言ってくれる人。そんな方とぜひお会いしたいです。
あとは、進取の気性。今までやってきたことを踏襲しようとすると企業は進歩しない。44年という歴史がある中で、これから、新しい何かを作りたい。そんな積極的な人のほうが今後面白いのではないかなと思います。前例のない仕事を自ら生み出そうという野心、積極性、ポジティブさを求めています。
今後のタイキについて。
人材ビジネスという領域でいえば、“リクルート”と接点があって、今までの歴史を作ってきました。ただし、マーケット環境は変わっていくので、変化に対応した多様なあり方を模索する時代には来ています。
我々はあくまでも、企業視点、求職者視点でビジネスを展開していると考えると、このままのサービスで満足させられるというのであればこのままでもいいと思います。ただし、企業視点、求職者視点で既存のサービスではカバーしきれない、満足が果たせないのだとしたら、既存のサービスに限定することはないと思います。例えば、単一商品ではなく選択肢があったほうがいいかもしれません。企業の人材調達手法は実に多様化していますから。これは、いずれ遠くない将来、次世代を支える従業員の仕事だと思いますし、実現していってほしいことです。
タイキの社風とは。
うちの社風は、私たちの生業、仕事の内容に基づいた採用を行っているので、クセのある人がいない。斜向いに構えたりする人がいないです。人間性が良く、コミュニケーション能力があり、情報を判別する良識、見識を持った人たちです。そして、地道な仕事を通じて、社会貢献したいという思いを持った仲間が集まっています。
そういう仲間同士だということがあるのか、非常に社員同士の仲が良い。共通の仕事をしていく安心感があったり、苦労していても誰もが通った苦労と理解しあえたり、そんな関係性を保てる良い環境なんだろうなと思います。
社会人1年目、1年目の新人に期待したいこと。
誰かがやらなければいけない仕事は、私が率先してやろうという気持ち。当事者意識も大切です。我がごととして捉える、自分には何ができるか。そして、競争意識。同期に負けたくないという思い、自分の可能性に挑戦していく。後は、困難を楽しむ。めげないこと。そういうことも大切なんだろうなと思います。
インタビューを終えて。
自社の社長に、求める人材や自社の魅力を聞くというのは、実は初めてだったので、とても新鮮でした。私自身も改めて、タイキが40年以上、大事にしてきた価値観を再認識できました。このインタビューをご覧になって、多くの方々に、少しでもタイキに興味をもっていただけたら嬉しいです。