こんにちは！営業第二部のたまちゃんです！
先日の記事で営業第三部の新人育成方針についてご紹介しましたが、タイキでは新人育成部署を設け、従業員の育成・成長支援に力を入れています。でもその成長支援対象は、入社1年目の新人だけではないんですよ！営業部全体に向けた勉強会、入社2～3年目のための研修、マネジャーを対象とした研修など、新人育成専門部署を卒業した後も様々な研修・勉強会を実施しています。
その中でも今回ご紹介したいのが、2024年度に開催された、株式会社フロム・エージャパン様との合同研修です。研修参加者から「刺激をもらえた」という感想が聞かれたり、目に見えてモチベーションが高まっているメンバーも！一体どのような研修だったのか、詳しい話を聞きました。
合同研修開催のきっかけ
(株)フロム・エージャパン様は、「人と組織と広告に関わるビジネス」を事業ドメインとし、求人広告の制作、応募者対応の実務、人材活用・戦力化に向けたコンサルテーションなどのサービスを展開されています。タイキとはリクルートのトップパートナーの仲間であり、しのぎを削った“ライバル”でもある企業様です。
これまでにリクルートが主催する研修やナレッジ共有会などで度々顔を合わせ、共に成長を重ねてきた2社。その過程で交流も生まれています。今回、合同研修を開催することになったのは、フロム・エージャパン様のマネジャーの方から、営業第一部部長のCH1ROに「若手の合同研修をやりませんか」とお声がけいただいたことが始まりです。「パートナー交流を通じて、若手が多角的に物事を捉える・ものさしを増やすきっかけにしたい」というマネジャーのお考えにタイキ側も全面的に賛同しました。
今回の合同研修の目的
具体的な研修目的や内容などについては、フロム・エージャパン様のマネジャーお二人と人事の方、タイキの営業第一部部長のCH1RO、新人育成部署の責任者を務めるほどの5名でイチから企画検討。今回は下記のような研修に決定しました。
「いい仕事」とは、「価値提供対象者(≒お客様)にとって価値がある仕事」のこと。例えば、単に「求人広告を掲載したら応募がいっぱい集まった！」というだけでは、ここで言う「いい仕事」ではありません。お客様が思い描く“未来のありたい姿”の実現に向けて、目標を達成／課題を解決していく仕事が「いい仕事」です。
そういう仕事に触れる・自らもチャレンジすることを通じて、自分達の仕事の醍醐味を味わってもらいたいという想いも今回の研修には込められています。
合同研修のプログラム
合同研修では、「自分で目標を立てて『いい仕事』にチャレンジする」ことを、知識のインプット→アウトプット(実践)→棚卸(発表)の3つのフェーズに分けて行われました。
研修1回目(2024年11月12日開催)
研修の前半では、自己紹介も兼ねて、参加者それぞれが「私のいい仕事」を共有。事前に準備した「いい仕事共有シート」に沿って、お客様が抱えていた採用課題、提案した打ち手、得られた成果などを発表しました。（フロム・エージャパン様はスライドも用意してくださいました！）
研修の後半は、講義中心に進行。まずは「目標と目的の違い」「『いい仕事』とは何か」「顧客価値とは何か」について学び、実際の営業事例をもとに理解を深めました。
研修1回目～2回目にかけて（約4ヶ月間）
研修1回目の講義を踏まえて、各々が「いい仕事」にチャレンジしました。採用ニーズが顕在化して始まる営業とは異なり、まずはお客様を1社選んで、事業内容・売上・競合・ビジョン・経営課題などを徹底リサーチするところからスタート。それをもとにＨＲ戦略を立て、お客様に提案するという流れで進めました。
研修2回目（2025年3月10日開催）
1回目の研修で学んだ定義に基づいて、各自が取り組んできた「いい仕事」について発表を行いました。1人あたりの持ち時間は発表9分／質疑応答3分。わずかな時間でも活発に質問がなされており、強い関心を持って前向きに参加する姿が見られました。
研修後は懇親会も開催
研修後はそのまま懇親会を開催。グループに分かれてお食事をしながら、仕事のこと、会社のことなど様々な話題で盛り上がりました。マネジャーと2年目メンバーでグループが分かれたため、年次が同じ者同士、気兼ねなく話せたようです。（懇親会の続きもあったようですよ）
研修を通じて、「いい仕事共有を通じて、この仕事の面白みを感じられている状態」「狙いを持って、いい仕事をできるようになっている状態」「他パートナーとの交流から、自身のものさしを増やせている状態」というゴールに達することが出来たのではないでしょうか。
研修を受けてのメンバーの反応
研修全2回を通しての満足度は非常に高く、参加メンバーにとって今回の研修が貴重な経験となったことが伺えます。
研修の中でも特に評価の高かったコンテンツが「第2回いい仕事共有」「他代理店との交流」でした。同じ年次のライバルの仕事ぶりに触れる経験がいかに重要で刺激的なのか、合同研修を開催する意義を感じられますね！
実際に、このような感想が聞かれました。
■この研修を行ってよかったと思います。プランニングアプローチをすることで成果ややりがい・介在価値にも大きく影響するのだと実感し、今後も継続する重要性を理解しました。
■私の1年目の際にリクルートの合同研修で一緒だった方が研修後の交流会で今も活躍しているというお話を聞けてとてもうれしかったですし、刺激にもなりました。
■売り上げのための掲載、掲載のためのヒアリングではなく、お客様の事業拡大のための採用、採用のためのヒアリングを改めて認識することができました。
研修参加メンバーの「なっち」にインタビュー
フロム・エージャパン様との合同研修に、タイキからはなっち・おこ・そーた・なおの4名が参加しました。代表してなっちに、研修について具体的に聞いていきたいと思います。
＜インタビュイープロフィール＞
嘉悦大学 経営経済学部 経営経済学科卒業。2023年4月タイキに新卒入社。
営業第三部での育成期間を経て、2024年4月より営業第二部4課に配属。飲食・介護・看護などのリテールのお客様を中心に担当しています。これまでに新規王のタイトルを2回獲得。2024年5月に開催されたT-1グランプリSEASON2では入賞を果たしました。
最近のマイブームはアイドルの現場に行くこと。中でも、FRUITS ZIPPERとCUTIE STREETにハマっています。
今日はよろしくお願いします。実は今回ハレタイで研修について紹介しようと思ったきっかけは、なっちの一言だったんです。原稿表現について、「この間の合同研修で、こんな打ち出し方もあるんだって学んだよ」と声をかけてくれたことがあったよね。フロム・エージャパン様は競合他社だからこそ、学びを得ることは多かったのかなと感じたけれど、実際はどうですか？
社内研修とは違った視点があったと思います。社内だと雰囲気や、「これはこういうやり方」「この人はこういう人」というのが分かっているけれど、他社だとそれを全く知らない中で挑むことになるから。営業の進め方や新規の件数とかを聞いたけれど、全然違うと感じました。特に今回は同じ年数の人と一緒だったので、どういうレベル感なのかというのを知れたことがよかったと思います。
フロム・エージャパン様とはリクルートのトップパートナーという共通点はあったけれど、タイキとはいろいろと違う点があるんだね！
研修を通して、特にインパクトが大きかったこと、印象に残っていることはありますか？
2回目の研修でいい仕事共有会をやったときに、「すごいな」ってなったのを覚えてます。
すごいというのは、発表の内容がすごいということ？
私を含めてタイキの２年目はみんな、計画を立てて実行することの難しさや、こちらから提案を仕掛けていくことが大変だったという感想だったんです。でも、フロム・エージャパン様の１人が、「やり方以外にマインドのほうで成長できた」みたいな感想を話していて。私たちが見ている先の、自分の成長まで見ているのがすごいなと思いました。
なるほど…先ほどの「どういうレベル感なのかというのを知れたことがよかった」というのは、相手のすごさに驚いたというのもあるですね。
皆さんやる気があって、自分もちゃんとやらないとなと思いました。
先ほども「大変だった」というワードが出てきたけれど、今回の研修で大変だったことや難しく感じたのはどんなところですか？
計画を立てて、その通りに進めることが難しかったです。計画通りに進まなくて。提案をしようにもお客様が忙しいとか、目先の選考対応で手一杯な状況というケースが多かったです。私は途中で計画を変えたけれど、他のメンバーも結構変更したんじゃないかな。先輩が「いつでも相談に乗るよ」と言ってくださっていたので、テーマＳの選び方からアドバイスをもらって進めていきました。
チャレンジの部分が多かったようですが、研修全体の満足度はどうですか？
満足度は高いです！他社との交流ができたというのが今までの研修ではなかったですし、仕事の進め方やマインドがすごく勉強になったので、研修に参加出来て良かったです。CH1ROさんから色々と教えていただけたことも、とても勉強になることばかりで、良かったと思っています。
CH1ROさんとなっちは課が違うから、直接教われる機会ってこれまであまりなかったのでは？
話したことがなかったと思います。今回テーマSについてご相談する際に、「こういうことに困っていて…」「ここからの進め方が分からなくて…」と話すと、毎回CH1ROさんが担当したお客様の事例をみせながらアドバイスをくれるんです。道が見えてくるみたいな感覚があって、そこがおもしろかったです。
CH1ROさんに限らず、上司の仕事を見せてもらえる機会って限られているから、貴重な時間になっていそうだね！
では、研修のゴールについてはどうですか？「いい仕事をできるようになっている状態」「自身のものさしを増やせている状態」というのは達成できたと感じている？
手法が増えたとは思いますね。今まで自分から仕掛けに行く営業に近いことはあったけれど、あまり計画を立てたことがなかったので。今回の研修で計画を立てて進めていくやり方を知ったし、その計画も人によって中身が全く異なってくるので「こういう考えもあるんだな」という気づきを得ることもできました。
今回の研修は本当に学びが多くて、良い成長機会になったことが伝わってきますね！
ところで、研修の後の懇親会はどんな雰囲気でしたか？
メンバーだけで話せるようにしてくれていたのだけど、飲みに行くのが好きなメンバーが多くて、もうただの飲み会でした(笑)。
初対面だと緊張して…というのはなかった？
コミュニケーション力がすごく高い人ばかりだったから、仕事の話やプライベートの話で普通に盛り上がりました。２軒目にも行ったし、後日女性メンバーでLINEグループが出来て飲みにも行きましたよ！
私ではないけれど、研修でLINEを交換したことをきっかけに、新規開拓の仕方や営業の進め方についてたくさん話を聞いているメンバーもいます。研修を通じてすごく良い出会いがあって、モチベーションになっていると思います！
そういう研修の機会があったこと、しかも２年目のタイミングで受けられたということが、今後の営業人生にとっても大きな財産になりそうですね！今日はありがとうございました。
最後に。
冒頭でも触れた通り、タイキでは、新人育成部署の設置、勉強会の開催、Udemyの導入など、様々な成長支援を行っています。今回感じたのは、そうした制度・機会の他に、他社／他者の存在も成長支援に成り得るということ。実際に今回、他社で活躍する同じ年次のメンバーの考え方や仕事ぶりに触れたことで、一層イキイキと仕事をするようになったと感じるメンバーもいます。
フロム・エージャパン様のように、研修を一緒に実施する存在が社外にいるのは、非常に恵まれた環境と言えるでしょう。特にタイキは池袋の本社のみ、従業員数120名前後の組織です。「研修を一緒に実施する存在」がいるメリットは尚更大きくなってくると思います。
もう１点ここで触れたいのは、タイキでは新人育成部署を卒業後も成長支援を行っているという事。過去にも、入社3年目までの若手営業を対象に育成研修「わくわくワークプロジェクト」が実施されました。
営業として１人前になったら育成が終わるのではなく、成長を後押しし続けてくれる環境がタイキにはあります。今回の記事を通じてその手厚さが伝わり、入社１年目のみんな、これからタイキの仲間になってくださる方に安心してもらえたら嬉しく思います。
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