こんにちは。人事部長です。
今回は「師弟対談」をお届けします。登場するのは、入社3年目に入った「ゆかちん」と、1年間同じチームでマネージャーを務めた「くさの」。「ゆかちん」は、T-1グランプリSEASON2 で入賞を果たし、著しい成長を遂げている期待の若手の1人です。400万円の大型受注を決めたことでも注目を集めましたが、実はその受注の裏には「くさの」のサポートがありました。
今回は、その最強⁉師弟コンビにインタビュー。大型受注の舞台裏や、「ゆかちん」が新人育成部署を卒業したばかり頃からの育成について話を聞いてきました。
2人のプロフィールを紹介
くさの
福島県立磐城桜が丘高等学校
■入社理由:
役者時代からの友人の紹介で入社。初めはどんなお仕事かもあまりわかっていませんでしたが、売って終わりではない営業というところに興味を持ちました。
■社歴:
2016年3月 中途入社し、豊文台エリアサービス(豊島区・文京区・台東区の採用を専門とする部署)に配属
2017年4月 FMセクション(アルバイト採用を専門とする部署)に配属
2018年9月 ベストプラクティスコンテスト準大賞
2020年3月 ベストプラクティスコンテスト準大賞
2022年3月 ベストプラクティスコンテスト大賞
2022年7月 課長に昇格
2023年10月 営業第二部(主にリテールのお客様を担当する部署)に配属
2023年12月 タイキアワード優秀賞
■趣味:
カフェに行くこと、格闘技を観ること・やること
■最近ハマっていること:
格闘技全般
ゆかちん
■出身校:
青山学院大学 文学部
■入社理由:
人の転機(ターニングポイント)に関わる仕事がしたいという理由で、大学卒業後はリゾートホテルに就職。ところが実際は、お客様と接する機会や喜んでいただけた瞬間に立ち会える機会が想像よりも少なく、転職を決意しました。今度こそ「誰かの人生の転機に関われる仕事」をするために、転職活動では人材業界を志望。未経験でも活躍できそうだったことから、タイキに入社しました。
■社歴:
2022年10月 営業第三部(新人育成専門部署)に配属
2023年10月 営業第二部(主にリテールのお客様を担当する部署)に配属
2024年5月 T-1グランプリSEASON2入賞
2024年10月 営業第一部(主に中堅大手のお客様を担当する部署)に配属
■趣味:
音楽、旅行、本、カメラ
■最近ハマっていること:
秋田で買った「いぶりがっこタルタル」をどう美味しく食べるか試すこと
大型受注について教えて
本日は、よろしくお願いします。
早速ですが、2人と言えば、ある上場企業様の新拠点のオープニング募集を担当した仕事が社内で注目を集めました。400万円ものご予算を任せていただいた大きな仕事でしたが、どんなきっかけで始まったのでしょうか?
上場企業様のグループ会社様が元々タイキのお客様だったんです。そのグループ会社様の採用担当の方から「AirWorkについて知りたい」とご連絡をいただいたことがきっかけでした。
採用担当の方と話をさせていただいていた途中で、その上の部長にも会わせていただけることに。そしたら部長は上場企業様の採用も担当されていて、次第に上場企業様の採用の話になっていきました。
その流れで新拠点の採用の話が出てきたのでしょうか?
そこはくさのさんが話を引き出してくれました。
実は部長にお会いできることになった際、営業同行しようと事前にホームページのIR情報などを見ていたんです。
すると、中長期経営計画の中に売上を数十億円伸ばす計画があることを見つけました。結構大きな計画ですよね。でも、そのための打ち手はIR情報では紹介されていない。
そこで、打ち手についてアポイントの際に質問をしてみたところ、新拠点のオープンが控えていること、約300名の採用を検討されていることを聞くことが出来ました。
でも上場企業様にもなると、お付き合いのある求人広告会社はありますよね?
お客様は当時、複数の求人媒体の他、採用ホームページ構築サービス経由でIndeedを利用されていました。新拠点の募集についても、既存のお取引先経由で利用する方針だったと伺っています。
だから「媒体ごとに複数社とやりとりするのは大変ですよね?うちならIndeedも他の媒体も扱えるので、検討していただけませんか?」と入っていきました。
本格的に動き出すのは1カ月後と伺ったので、その間に採用エリアの時給相場や応募相場、応募単価をリサーチ。あとはちょうどその時、似たような募集を担当している営業が社内にいたので、掲載結果を聞いて、各求人媒体のオススメ度について評価付けもしました。
それらをまとめて情報提供したところ、うちの提案をとても気に入ってくださって。コンペになる前にリプレイスに成功しました!
それはすごい!コンペに勝ったのではなくて、コンペにさせなかったとは驚きました!
受注が決まるまで、くさのがしっかりサポートに入ったという印象を受けましたが、気を付けていたことはありますか?
1つあります。ゆかちんは当時まだ2年目なので、最初は心配に思って割と細かく指示を出していたんです。「時給はこうやって調べて」とか。そしたら、やり取りを後ろの席で聞いていたこばけいから「ゆかちんは優秀だから、もっと任せていいと思いますよ」とアドバイスをもらったんです。
それ以降は、ミッションを与えて、方法は自分で考えてもらうというやり方に変えました。
「これ、どうしたらいいですか?」って質問されませんでした?
そうなんです。結局質問されるケースって多いですよね。でもゆかちんは1を聞いたら10理解してやってくれて、すごい優秀でした!
大絶賛ですね!
ゆかちんはどうでしたか?一連の提案の中で「ここは頑張ったな~」と感じる部分はどこでしょうか?
やっぱり、準備です!正直、本当に扱ったことがない媒体ばかりだったので、知識がなく、データ収集とまとめが結構大変でした。
実は僕も売ったことがない媒体だったから、内心「わっかんねぇ!」と思っていて(笑)。ゆかちんは投げ出さずに全部やりきるからすごかったです。
確認を入れるとだいたい「それで大丈夫」って返ってくるんですが、大丈夫じゃないんですよ!簡単に「大丈夫」って言うから!
いや、ゆかちんなら大丈夫だろうって思って。他のメンバーには絶対にしないです!
信頼が厚いですね(笑)。
では、この仕事を通して、ゆかちん自身がもっとも成長できたと感じるポイントはどこでしょうか?
1番よかったなと思うのは、事業課題や事業目標を基に採用提案を行う過程を経験できたことです。提案のフレームをイチからちゃんとやれる機会って今まで全然なかったので。「こうやってやるんだ」と考え方を理解できたことは大きな収穫です。
では、くさのから見て、ゆかちんのどんな所が成長したと感じていますか?
そうですね…まとめるなら1つは分析力。もう1つは思想的な話になっちゃいますが、仕事のやりがいをみつけてくれたかな、と。
分析力を感じたのは振り返り商談の際です。先輩に「振り返りの答え」をもらおうとする営業って多いんですが、ゆかちんは、少々のヒントだけで基本的に自分で考えて仕上げていました。その後新たな予算をいただいた際にも、自力で提案をまとめられたので、分析力が養われたのかなと思っています。
やりがいについて言うと、今回、営業としての影響力を発揮した大きな仕事を成し遂げ、お客様の役に立つことが出来ました。ゆかちんはずっと「自分の影響力を発揮した仕事をしたい」という想いを持っている子だったので、やりがい・モチベーションという部分には大きく寄与できたかなと思っています。
お互いの第一印象とは
次に、約1年前に一緒のチームに配属された時のことを聞かせてください。お互いの第一印象って覚えていますか?
目が合わない!
ゆかちんも目が合わないです!
いや、私は目を合わせて話せるんですよ。でもくさのさんは目が合わない。最初の頃に、私の好きな東海オンエアの話を目が合わないままされたことがあって。めちゃめちゃ印象に残っています。
そういえばパソコンばっかり見ていた気がする。
そうです!ずっと前を向いていて。そもそも目が合わない人って人と話したがらないイメージを持っていたけれど、雑談はするんだなって思いました。だから気を遣われているのかな、と。
くさのからはゆかちんに対してどんな第一印象を持っていましたか?
素直に言うと、「こいつ本当にできるのかな?」と思っていました。営業第三部の皆さんから「こいつはすごい伸びるから」と絶賛されて送り出されてきたのに、意外とおとなしくて。
覇気がないですよね、たぶん。
覇気なかったね。社内には割とパワフルな女性営業が増えてきている中で、なんかおとなしい子が来たから、「この子はどの点でそんなに絶賛されているんだろう」と思っていた印象です
でも、先ほど上場企業様の仕事を振り返ってもらった時には大絶賛でした。どこで印象が覆ったのでしょうか?
覆った瞬間って、全部と言えば全部なんですよね。
例えば、会話していて責任感を感じられるところや相手の感情の機微に気づけるところ、自発的に行動目標数を決めて、その目標をきちんと追いかけているところ。ちょっと無理に思える受注社数目標が与えられても、達成するためにどうしたらいいかを考えられるところもそうです。僕は、何かを成し遂げるために行動を思考できる人って意外と少ないと思っているのですが、ゆかちんはそれを地でできるんだと感じました。
一緒に営業をしていく中で高評価が積み重なっていったということですね。
はい。お願いしたミッションは期待以上の成果を挙げて完遂してくれますし、「総合力が高い」というのが今現在の印象ですね。
くさのさんはちょっと話を盛ってしゃべる癖があるんですよ!(笑)
確かに盛る時はあるけど、締める時はすごい締めるじゃん。ゆかちんの評価は盛ってないよ。
(笑)。
ゆかちんは、くさのに対して「目が合わない」という印象からどう変わりましたか?
今は特に2つのことで尊敬しています。1つはお客様の事業課題や目標に切り込んだ商談をするところ。もう1つは、すごい効率中毒なところ。仕事が速い人はいっぱいいますが、くさのさんはルーティーンにするのがめちゃくちゃうまいんです。ゲームみたいにやっていて、そんな人は初めて見ました。めっちゃいいなと思います!
くさのを真似してやってみたことは何かありますか?
朝礼とかで「こういう方法があるよ」と細かいテクニックを教えてくださったりするので、それはちょこちょこ取り入れています。くさのさんはとんでもない物量の仕事をしているので、すごいな~と思って見ています。
日々意識していることとは
対ゆかちんに限らず、くさのがマネージャーとして意識していること、大切にしていることはありますか?
僕の中にこだわりがあって、メンバーのなりたいものを聞くようにしています。10年後でもいいし、50年後でもいい。なりたい姿の最終形を聞いて、それになるために5年後どうしようか?3年後、1年後どうしようか?とマイルストーンを置いていくようにしています。メンバーのなりたいもの、つまりWillのために自分がどう尽力するかというのは、マネージャーとして何より大事なことだと思っています。
ただこの時気を付けているのは、仕事モードで会話しないこと。仕事モードだと、メンバーも気を遣ってWillを全部仕事に結びつけようとしちゃうんですよね。例えば、本来思っていなかったのに、僕の手前「タイキで課長になりたい」と言い出すのは違う。だから、リラックスして会話レベルで話せるようにというのはすごく大事にしています。
あと、コミュニケーションを多くとるようにしています。僕はメンバーに対して常々、事業課題からお客様へ入り込むことを意識してほしいと思っているのですが、簡単ではない分、「まあいいか」と放り出してしまいがちです。だから僕から言い続けるようにしています。
リラックスして話してもらえる状況づくりと、易きに流れないように言い続けることを、本当に心掛けていますね。
ゆかちんへのマネジメントで特別心掛けていたことはありますか?
そこはやっぱり同じです。今挙げた2点ですね。事業課題から入り込むことをずっと言い続けるようにしていました。
ここまで話を聞いていて、ゆかちんも事業課題から入り込む営業を意識している印象がありますが、少なからずくさのの影響を受けていたんですね。
ゆかちん自身は、くさのから「いい影響を受けたな」「成長させてもらったな」と感じることはありますか?
元々私は、お客様へのアプローチの引き出しに課題を感じていて。どうやって当たっていくとか、こんな時はこういう風にしたほうがいいということが全然浮かばなかったんです。そこで深耕営業をどうやるかという内容のミーティングを毎週してもらいました。「このお客様にはこうやってアポを取ろう」などとアプローチの仕方を教えてもらって、引き出しを増やすことができました。
ちなみに、普段営業していて心掛けていることは何でしょうか?
丁寧さと速さのバランスを取ることを、全体的に気を付けています。
例えばデータ収集など、作業にし過ぎたくはないから丁寧にやったりするのですが、時間をかけすぎるのも違うなと思っていて。いい塩梅を見つけるようにしている気がします。
この思考は自分と同じかもしれないですね。その点は自分もすごく考えています。
たしかに、元々もあるんですが、くさのさんの影響も受けていると思います。
お互いにエールを
この10月から、ゆかちんは営業第一部に異動となって、別々のチームになりました。新しい環境に進んだゆかちんへ、エールをもらえますか?
実は今回の異動で僕自身は結構やりがいを失ってしまって…。というのも、「メンバーを通して大きな仕事をやり遂げる」っていうのは僕の中でやりたい事でもあったので、それを同じ目線を持ったメンバーと体現できたのが、シンプルにすごくよかったんです。
とはいえ、ゆかちんの営業第一部への異動はよかったなと思っていて。僕以上に事業課題への踏み込み方を知っているマネジャー達がいます。もちろん僕のほうが勝っている部分も一部あるとは思いますけど、新しく得られる知識はすごく多いと思います。なので、是非そういったものを吸収していって、タイキの外へ行っても「すごいね」と一目置かれる人材になってほしいです!
ゆかちんからくさのへも一言もらえますか?
最近思ったことがあって、一般的に会社に入って1年目って誰でも成長するじゃないですか。新しいことが出来るようになって、楽しいですし。でも2~3年目になると、「飽きてきたから転職しようかな」と考えだす人が私の友達には多いんです。
1年目と比べてしまうと、新たな刺激は少なくなりますからね。
ただ、私は2年目でくさのさんのチームに入って、1年目の振り幅に負けないくらい新しいことを経験して成長できたと思っています。いい環境に入れたなと感謝しています。
あと!「やりがいを失った」ままというのは悲しいと思うので、新しいメンバーもどんどん入ってきますし、新しいやりがいを見つけてほしいです!
おふたりとも、今日はありがとうございます。上場企業様の仕事については引き続き2人でタッグを組んでいくということですし、更なる活躍を楽しみにしています。
最後に。
今回の対談の最後に、くさのが見せた表情がとても印象に残りました。「やりがいを失った」というのは大げさな表現かもしれませんが(現に課長としての務めをしっかりと果たしてくれています)、そういう言葉が出るくらいにゆかちんの営業活動を熱心に指導・サポートし、自分のことのように成長を喜んでいたことを感じます。
冒頭でも紹介した通り、上場企業様の仕事の他にも、T-1グランプリSEASON2 での入賞、T-1グランプリSEASON3でエントリーしている採用コンサルティング案件など、華々しい活躍を見せているゆかちん。タイキに中途入社してきたのは、社会人になって半年の頃でした。そこからわずか2年でこれほどの活躍ができているのは、本人の努力があったことは大前提として、今回登場したくさの・新人育成部署の責任者であるほどをはじめとするマネジャー達が、育成に情熱を注いできたからだと思います。
仲間の成長や活躍を我が事のように考える人が揃っているタイキ。新人・若手はもちろん、ベテランでも、必ず多くの同僚・先輩・後輩・マネジャーに支えられています。「協働」を日々、実践していることが、価値創出の源泉となっていると言えるのではないでしょうか。
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