こんにちは。営業本部部長のほどです。
今回は、2025年12月に発足したプロジェクト「SSP」についてご紹介します。
“SSP”と聞いても、何をするプロジェクトなのか、ピンと来ない方も多いかもしれません。
SSPとは、「社員採用推進プロジェクト(Shain saiyou Suishin Project)」の略称です。
以前のキックオフレポート記事でも触れましたが、現在当社では、全社を挙げて正社員採用領域の拡大に取り組んでいます。中でも、人材紹介を中心とした斡旋領域を重点領域の一つと位置づけ、提案強化を進めています。その一環で、部署の垣根を越えて始まったのが、このSSPです。まずはプロジェクトメンバー自らが率先して斡旋領域の拡大を進めること、そして、得られた提案ノウハウやリプレイス成功事例を共有し、会社全体の提案力向上に繋げることを目指しています。
今回は、SSPメンバーへのインタビューも交えながら、立ち上げの背景や活動内容、今後の展望について掘り下げていきます。
SSPの立ち上げ背景
なぜ今、「斡旋領域」なのか
そもそも、なぜタイキは「斡旋領域」に注力しているのでしょうか。
採用市場の中でも、正社員採用を中心とする領域は、アルバイト・パート採用と比較して、景気変動の影響を受けにくい傾向があると言われています。
その中でも、近年特に成長を続けているのが、人材紹介を中心とした斡旋領域です。厚生労働省の公表資料によると、令和5年度の有料職業紹介事業における手数料収入総額は約8,362億円となっており、前年度を大きく上回っています。
また、人材紹介市場はこの10年で3倍以上に成長しているとも言われており、景気動向に左右されにくい成長市場として拡大を続けています。
さらに近年では、DX推進や事業変革を担う専門人材をはじめ、「高スキル人材」「即戦力人材」へのニーズが拡大しています。採用においても、“量”だけでなく“質”を重視する傾向が強まっており、専門性の高い採用領域で斡旋サービスを活用・検討する企業が増えています。
タイキはこれまで、社員採用領域において多くのお客様とお取引をいただいてきましたが、その多くは求人広告領域が中心です。つまり、人材紹介をはじめとした斡旋領域は、当社にとってまだ大きな開拓余地のある“白地マーケット”と言えます。
こうした市場環境を背景に、当社でも斡旋領域を今後の成長を担う重要領域の一つとして位置づけ、取り組みを強化しています。
また、斡旋領域における採用ニーズを起点に、お客様の課題に応じて、求人広告やスカウトサービスなども含めた最適な採用支援を提案していきます。
SSPのミッション
タイキでは数年前、営業体制を見直し、これまでの「正社員採用/アルバイト・パート採用」軸の部署編成から、現在の企業規模別での編成へと刷新しました。また、斡旋領域の拡大に向けても、専門部署を設けるのではなく、全部署・全営業メンバーで取り組む体制を取っています。そのため、部署ごとにノウハウを閉じるのではなく、成功事例や提案内容を横断的に共有しながら、全社的に提案力を高めていくことを重視してきました。
こうした背景のもと、新たに立ち上がったプロジェクトが「SSP」です。
営業第一部・営業第二部・営業第三部・営業第四部・新規事業推進室からメンバーが集まり、部署横断型のプロジェクトとして2025年末にスタートしました。
プロジェクトのミッションは、まずメンバー自身が率先して営業活動を行い、斡旋領域開拓の土壌をつくっていくこと。そして、プロジェクト内で共有したナレッジや情報を各部署へ継続的に発信していくことで、全社的な提案力向上につなげていくことを目指しています。
SSPの現在地
プロジェクトが発足した2025年末時点では、斡旋領域の開拓に取り組んでいる営業メンバーはまだ少なく、正社員採用全体で見ても、案件数は決して多い状況ではありませんでした。
そのため、SSPではいきなり斡旋領域へ大きく踏み込むのではなく、段階を踏みながら売上拡大を目指していく方針を取っています。
まずは、斡旋領域に限定せずに、広く正社員採用での提案力を高めるフェーズからスタート。現在は次の段階として、プロジェクトメンバー自身が斡旋領域の開拓を積極的に進めているフェーズに入っています。
部署へのノウハウ共有も並行して行っていますが、今特に重要視しているのは、プロジェクトメンバー自身が“我が事”として斡旋領域に向き合い、成果を積み重ねていくことです。
実際に、「Indeed PLUS」「doda」などの求人媒体を活用した提案や、「dodaダイレクト」「ビズリーチ」などのスカウト型サービスと「ナレッジワーカー(スカウト運用代行)」を組み合わせた提案による、プロジェクトメンバーからの受注報告も増えてきています。一歩ずつではありますが、斡旋領域における提案の幅が広がり、着実に成果が生まれ始めています。
今後は、こうした成功事例やノウハウを各部署へ本格的に共有・展開し、全社的な提案力向上へとつなげていく予定です。
メンバー紹介と活動内容
SSPは、私・ほどがプロジェクトマネジャー、新事業開発推進室のヤスがサブマネジャーを務め、各部署から集まったメンバーによって合計10名で活動しています。
■プロジェクトマネジャー:ほど
■プロジェクトサブマネジャー:ヤス
■営業第一部:こばけい、ともちゃん
■営業第二部:ホンダ、ちょーじ、りっぽ
■営業第三部:おぐちゃん(発足時は第三部。現在は営業第二部)
■営業第四部:えりか
■新事業開発推進室:さく
SSPでは、2週に一度、プロジェクトメンバー全員でミーティングを実施しています。
内容は、メンバー自身の営業活動の報告をはじめ、各部署での取り組み共有、ナレッジやツールの共有、社員採用向け商材に関する情報交換などさまざまです。 そこで共有された内容は、各メンバーが持ち帰り、それぞれの部署内へ展開。プロジェクトメンバーが“SSPと各部署をつなぐハブ”として機能していることで、少しずつ情報やノウハウが全社へ広がり始めています。
では、実際にメンバーはどのようなことを考え、どのような活動を行っているのでしょうか。今回は代表して、ともちゃん・ちょーじ・えりか・さくの4名に話を聞きました。

プロジェクトメンバーへインタビュー

本日はよろしくお願いします。
早速ですが、皆さんは、各部署の部次長に指名されてプロジェクトに参加しています。指名された時、率直にどう感じましたか?

声をかけてもらえて、純粋に嬉しかったです!
営業第四部は、アルバイト採用を専門としてキャリアを積んできたベテランが多く、独立して営業を進める傾向があります。その分、社員採用に関する情報をキャッチアップしていく部分には課題感もありました。だからこそ、こうしたプロジェクトが立ち上がったこと自体が嬉しかったですし、その一員として参加し、みんなで切磋琢磨できることをありがたく感じています。

えりかさんは、長く社員採用を専門にやってきている営業で、社員領域のスペシャリストだと僕は思っています。それでも、「みんなで切磋琢磨できるのが嬉しい」というのは少し意外です。

かつて社員採用のメイン商材だったリクナビNEXTも、今はIndeed PLUSへと移行していますし、dodaやビズリーチなど、新しい商材もどんどん増えています。社員採用を取り巻く環境そのものが、大きく変化してきていると感じています。 その中で、私は新商材の提案経験がまだ浅い部分もあるので、SSPを通じて、みんなの営業経験を間近で聞けることがすごくありがたいです。

私も、えりかさんと一緒で、SSPに指名されて純粋に嬉しかったです。営業第一部の部会でSSPの概要を聞いた時から、「すごく面白そうだな」「自分のやりたいことも実現できそうだな」と感じていました。だから指名された時は「頑張ろう!」と気合が入りました。

「自分がやりたいこと」とは、具体的にどんなことを考えていたのですか?

私がタイキに入社した理由の1つが、「就職・転職を考えている求職者と企業を支援したい」という想いだったんです。斡旋領域の開拓に取り組むことで、扱うメディアの幅・提案の幅が広がるのはもちろん、企業や求職者に対して、より幅広い支援ができるようになると思っています。

僕は2人とはちょっと違って、選ばれたことは嬉しかったものの、結構悩みました。実は、SSP発足前から新たな領域での顧客開拓に取り組んでいたんです。そこで結果を出せていた大きな要因は、当時はまだ取り組んでいる営業メンバーが少なかったから。同じような成果を全営業が挙げられるようにする難易度の高さも感じていました。
でも、みんなに展開できるノウハウをつくれたら、自分自身にとっても得られるものが大きいと思い、チャレンジを決めました。

僕も、SSPに指名されて素直に嬉しかったです。新事業開発推進室は、斡旋領域開拓の最前線を担う部署ですが、営業メンバーは元々少なく、ほどさん・ヤスさん・僕の3名体制でした。当時は、ほどさんもヤスさんも営業第三部との兼任で忙しくされていたので、「一緒に取り組める仲間が増えた」という心強さがありました。 改めて学ぶ機会をいただけたこと、自分自身の知識や提案力をブラッシュアップしていける環境に身を置けていることがとても嬉しいです。

SSPは、会社の営業戦略の核となる部分に直結するプロジェクトです。そのような重要プロジェクトに関われていることについては、どう感じていますか?

楽しくて“ぞわぞわ”します!
私は昔から、人から「これをやって」とただ指示されるのがあまり好きではなくて…。部活動とかも、「なぜこの練習をするのか」を納得したうえで取り組みたいタイプだったんです。その点、SSPは全社で追いかけている目標に関わるプロジェクトなので、責任感もありますが、「これから何をやっていくか」を自分たちで考えられることをすごく楽しんでいます。
実際に活動している時も、みんなでアイデアを出し合いながら進めているので純粋に楽しいですし、会社の変化に関われている感覚が、自分にとって良い刺激になっています。SSPを通じて、自分自身の視野もどんどん広がっている感覚があって、そこにもワクワクしています。

責任は重大なので、やると決めたからには、ちゃんとやらなきゃと思いました。プロジェクトメンバー以外の方から、「SSPがあってよかった」と思ってもらえるのが理想の姿なので、そう思ってもらえるように、しっかり取り組んでいきたいです。
メンバーそれぞれの活動

SSPのミーティングで共有された情報を、各部署でどのように展開するかは、メンバーの皆さんにお任せしています。皆さん、それぞれの部署でどんな展開をしているんでしょうか?

営業第四部は、自分の営業スタイルを確立されているベテランの方が多い部署です。だから、「お客様への提案をより良くするきっかけになればいいな」くらいのスタンスで、部署内へ情報共有しています。 基本的にはチャットで共有することが多く、「これをやりましょう!」と強制的に進めるようなことはしていません。

部会での広報を中心に、チャットも活用しています。SSPのミーティングでは、各部署の営業活動の報告をする場もあるので、それに向けて、メンバーへ積極的に声をかけながら情報を集めに行く動きも行っています。

営業第一部は「CHO1CE」という新規開拓の取り組みを行っていますが、SSPと近い部分もあるように感じています。「CHO1CE」と連動して活動することもありますか?

大手企業の場合、すでに斡旋領域のサービスを利用されている企業も多いと思います。だからこそ、大手企業への新規開拓で活用できそうな情報、たとえば商談時にお客様へのおみやげになりそうな事例や様々なメディアの情報の共有はやっています。明確に「CHO1CE」と協業しているわけではありませんが、うまく絡めながら活動しているイメージです。

僕も、週1回の部会で提案事例の共有をしています。ただ、扱う商材がかなり増えていますし、全部を同じように共有したり、情報をそのまま流すだけの共有では、現場も戸惑ってしまうだろうと考えています。
だからこそ、提案書のフォーマットなど、型化しやすいナレッジを優先的に共有したり、「どんな募集と相性が良い媒体なのか」まで噛み砕いて伝えるようにしています。 アウトプットの仕方はかなり意識していますね。

新事業開発推進室は、どちらかというとSSPに対して情報やノウハウを提供する立ち位置です。なので、僕自身が部署内へ共有することは、実はそこまで多くありません。 SSPのミーティングで共有された提案資料や事例などは、自分自身の営業活動にかなり活用させてもらっています。

部署のメンバーから「SSPの共有のおかげで受注できたよ!」といった嬉しい報告をもらったことがある人はいますか?

メンバーからの報告ではないですが、自分自身、SSPの活動を通じて学んだことを活かして大きな受注に繋がった案件があります。あと、個人的に嬉しかったのは、営業第一部のなづきから「ちょーじさんが作ったスクリプトを使ってます」と報告をしてくれた時です。なづきは会社全体で見てもエース営業の一人だと思っているので、そんな人が実際に使ってくれていたんだ、というのが嬉しかったですね。

共有した内容が、実際に現場へ浸透してきている感覚はありますか?

そうですね。みんなの提案資料を見せてもらっていても、「見えないところで自然と浸透していく部分もあるんだな」と感じています。
知らず知らずのうちに全体へ広がっていって、結果的に営業全体のレベルアップにつながっていくものなのかもしれません。

受注報告をもらったわけではないですが、営業第一部の営業戦術に関連する相談をもらって、提案事例の提供を行うようになりました。「SSPで何かできるかもしれない」と思ってもらえていることが嬉しいですし、部署の営業戦術に少しでも貢献できていたらいいなと思います。あとは結果が出れば…!

プロジェクト内の雰囲気

SSPは年次も部署もバラバラなメンバーが集まっています。部署ごとにカラーが異なる中で、それが1つにまとまったSSPの雰囲気をどのように感じていますか?

SSPの雰囲気は和やかだけど、同じ目的に向かってちゃんと話すべきことを話せている感じがしていて、個人的には結構好きです。ダラダラ喋っているだけの会議ってイライラしてきちゃうので(笑)。
ほどさんもメンバーからアイディアを引き出すような進め方をしてくれていて、発言しやすい雰囲気もあって、結構有意義な時間になっていると思います。

ともちゃんやさくはプロジェクト内で若手のほうですが、やりにくさを感じたことはないですか?

ないですね。すごく話しやすい雰囲気です。会議内では1人1人に発言する場があって話しやすいですし、周りも話を受け止める雰囲気をつくってくれていると感じます。

逆に、キャリアの長いえりかさんはどうですか?

社員採用を取り巻く環境が大きく変わってきているので、そういう意味ではフラットな感覚です。それぞれの取り組みを持ち寄って、「そのやり方いいよね」とか「それってどういうことなの!?」とか、意見を出し合いながら進めている場なので、キャリアや年次は関係ないかなと思います。むしろ、みんなから勉強させてもらって、刺激になっています。

年次や部署を問わず、言いたいことはしっかり言い合えていると思います。
SSPのメンバーは、共有されたことを吸収しようという意欲がめちゃくちゃ高い方ばかりなので、自分も負けないようにと気を引き締めなおすこともあります。

これからの目標

SSPメンバーとして、これからどんな活躍をしていきたいですか?

新商材を推進する部署にいるので、他部署の皆さんが営業を進めていく際の参考になるような事例を、どんどんつくっていきたいと思っています。そのために、「まず自分が誰よりも先に売ること」や、「まだ誰も提案したことのない職種にチャレンジすること」を意識しています。
先日、社内で初めて「doda X」を受注したのですが、こうした事例を増やしていくことで、他のメンバーも展開しやすくなる状態をつくっていきたいです。

お客様の事業発展を第一に考え、媒体を閉じずに、社員領域の採用をお手伝いしていきたいです。自分自身、SSPが始まる前は、提案する媒体が偏ってしまう傾向があったのですが、お客様が抱えている課題に対してベストな提案を行い、1社でも多くの採用成功に繋げていきたいです。

社内へは、売れるきっかけづくりをしていきたいです。具体的には、提案や探客の方法を広めていきたいと思っています。
お客様に対しては、しっかり採用成果で還元していきたいと思っています。僕らのナレッジが増えることで、斡旋サービスしか利用してこなかったお客様の背中を押し、コストパフォーマンスのいい採用を実現していきたいです。

社内に対しては、営業第一部のメンバーから、「聞きたい情報を何でも持ってる」と頼られる存在になることです。SSPはせっかくいろんな部署からメンバーが集まっているので、みんなのノウハウを自分の武器にできるくらい、どんどん吸収していきたいです。
最後に。
今回、SSPメンバーに話を聞く中で、皆が共通して口にしていたのが、「部署を越えて学び合える環境」の価値でした。
「事例を経験した人から、誰よりも早く情報共有してもらえる環境はすごく価値がある」
「自分の部署にはない視点でアドバイスをもらえるし、こちらからも発信ができる。視野を広げていく相乗効果があると思う」
そんな声も多く挙がっていました。
SSPメンバーは全員、各部署の上長から指名を受けて参加しています。
ただ、実際に活動を見ていると、“やらされ仕事”のような空気はまったくありません。
むしろ、「この経験を自分自身の成長につなげたい」「会社全体へ良い影響を広げていきたい」という想いを持ちながら、主体的に取り組んでくれているメンバーばかりだと感じています。
4月に開催したミーティングでも、「SSPとしての取り組みをさらに強化していきたい」と投げかけたところ、メンバーから次々と新しいアイディアが出てきました。
まだ始まったばかりのプロジェクトですが、だからこそ、これからどのように進化していくのか、私自身もとても楽しみにしています。 成長と進化を続けるSSPに、ぜひこれからもご注目ください。
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