こんにちは、人事部長です。今回は2021年11月17日に開催された第3回タイキアワードにおいて、見事「進取性MVP」を受賞された、営業企画のおやぶんにインタビューを行いましたので、そちらをご紹介したいと思います。
おやぶんと私には意外な接点が一つあります。今では当社の一つの特徴になっている、新人育成組織「Fプロ」。このFプロの第一期生がおやぶんであり、当時の立ち上げマネジャーが私なんです。そこから10年以上を経て、カタチを変えて今も一緒に働いているのは感慨深いのと、ちょっとこのインタビュー、お互い照れくさかったです（笑）
では本題に入りたいと思います。最後までお読みいただければ幸いです。
タイキのDX化を推進し、進取性MVPを受賞！
まず、おやぶんがどんな人物なのか。
※「おやぶん」と言っても、男性ではありません（笑）れっきとした女性です。個人的にはもうちょっと可愛いニックネームにして欲しいです。
●プロフィール：2007年4月に新卒入社。「広告代理店」「アットホーム」というワードに惹かれ入社を決意。その後、営業職を7年経験し、営業企画へ異動。2度の産休・育休を経て、現在に至る。
●現在の仕事内容：タイキの業績管理、顧客管理の統括を担っています。一部、Indeedの運用の仕事も。実はIndeed事業立ち上げの頃から運用の仕事に従事しています。
●趣味：ドラマ「相棒」を観ること
コロナ禍によりリモートワークを余儀なくされ、ヨミ表（業績管理表）の更新がスムーズに進まない問題が浮上。その対策としてヨミ表をクラウド化し、営業の生産性向上に貢献。またデータ集計にBIツール「PowerBI」を導入し、営業戦術のモニタリングなど、営業マネジャーの業績管理の精度向上にも貢献した。
「この仕事が生まれたきっかけは？」⇒「営業マンって大変そう・・・と思った」
照れくさいですが、本日はよろしくお願いいたします。
10うん年越しに人事部長さんにインタビューされるなんて・・・
よろしくお願いいたします。
僕が今回の仕事で印象が強かったのが、上司のせきから投げられた抽象度高めのお題に対して、ひとりで的確に具体化したこと。最初、せきから「ヨミ表をクラウド化したい」とポンと投げられた時の所感を聞かせて下さい。
所感ですか？「そうですよねー。取り急ぎ今のヨミ表クラウドにアップしますか！」くらいですかね。
軽っ（笑）
軽いですか？（笑）でもクラウド移行の議論はずっとあって…。コロナ禍でテレワークをすることも多くなり、自宅作業中に社内サーバへ接続することがそろそろ限界だよね？という話は出ていたんです。
確かに。VPNがつながりにくくて、仕事がしにくかったな。でもヨミ表のクラウド化と言ってもそんなに簡単ではなかったよね？
はい。Excelオンラインでは外部ブックの参照ができないことを知って、既存のヨミ表をクラウド上で構築することは難しいことが分かり、ヨミ表をイチから再構築する必要が出てきました。
なるほど。確かに、以前のヨミ表がどんなカタチをしていたか、記憶があやふやだな。それくらい様変わりしたよね。それと今回の仕事のポイントって、ヨミ表のクラウド化と同時に、業績管理や営業戦術管理についても新しいツールを導入したことだと思います。せきのオーダーからは論点が逸脱しているように見えますが、これはどうしてこのようになったのですか？
営業部を支援する中、日々、感じていた課題がありました。ヨミ表とは別のツールでKPI管理を行っていることを横目で見ていて、営業マンが同じような入力を何回もしていることを不憫に思うことが度々ありました。そういった経験からこれはまとめて解決するチャンスだ！と思ったんです。
なるほど！営業マンに指示を出していた側なのでなんとも恐縮する話ではあるのですが…
「なぜ新しいことをやるの？」⇒「新しいことができるようになると、普通に嬉しいからです」
それでBIツールを導入したんだよね。今の「Power BI」を導入する背景を教えて下さい。
クラウド上のデータ集計ツールとして優れている点です。そこまでコスト負荷がないし、私でもがんばれば導入できそう。
それに、データドリブンってかっこいいじゃないですか？（笑）
か、かっこいいですね・・・そもそもBIツールって以前から知っていたの？
言葉だけは知っていました。
へー。僕は今回初めて知りました。普段からこうしたビジネスツールにはアンテナを張っているの？
自分のミッションである、全社の生産性、業務効率化を考えると、いろんなツールにはアンテナを張っています。特にコロナ禍になって、よりアンテナを張らねば！という意識が高まりました。
さすがです！でも一定の専門知識は必要だよね？
本を1冊買って、まずはBIツールの仕組み、基本機能、DX関数などの基本知識を習得しました。その後、実現したいことと近しい事例をWebで検索して、読み解き、実際にやってみるを繰り返しました。
おやぶんってこれまでの業務でも、独学でインプットし、新しい仕事にチャレンジしているよね？
新しいことができるようになると、普通に嬉しいし、楽しく仕事できるじゃないですか。
素晴らしい考え方です！
「仕事のモチベーションは？」⇒「会社の新しいスタンダードを作れることと危機感です」
ヨミ表のクラウド化を進めるにあたり、大変だったことは何ですか？
思ったように数字が集計できなかったときやエラーが出たときの修正ですかね。エラーは出るものの、具体的にどこが間違っていてどう直せばいいか明示してくれるものではないので、その検証と修正が大変でした。
あとはBIツールで言えば、営業部の各セクションからのいろんな要望を取りまとめ、その要望に対して一つ一つ最適に実装していくことです。セクションマネジャーによってやりたいことがバラバラなので。
まぁ、そうだよね。セクションによってミッションがバラバラだし、いろんなタイプの営業マネジャーがいるからね。そんな中「ミッションである」以外に、営業部の戦術支援、業績管理支援に注力するのはどんなモチベーションが起因するの？
新しいものに挑戦できて、自分で仕事を作れることです。会社の新しいスタンダードを作れるじゃないですか。
あと、このままじゃいけないという危機感もあります。世の中にいろんなツールがあふれているし、当然のようにそれを導入している会社がある。そうした現状の中、タイキが取り残されていくのではないか。今あるツールすらを使いこなせていない現状もありますし。
それは僕も同じことを思います。企業体力が乏しい中小企業ほどDX化を進めて、生産性を高める努力をしないといけないと思いますが、中小企業ほど「DXってなーに？？」って会社が多い。
「心がけていることは？」⇒「常にアンテナを張る。すぐ調べることです。」
最後に、ビジネスパーソンとして、営業企画の一員として、信条としていること、心がけていることを教えて下さい。
色々なところにアンテナを張ること、興味を持ったことはすぐ調べることです。無駄なことはないか？効率化できることはないか？常に考えるようにしています。
その姿勢がなければ、今回の仕事は生まれなかったよね。今後、やってみたいことはありますか？
もっと生産性を上げられるし、仕組み化できることがあると思うんです。そのために積極的に新しいことにチャレンジして、取り組んでいきたいです。
このインタビューのあと、SFA活用の起案をもらう予定だけど、それもその一環だよね？
そうです！
これからも営業部に力を貸して下さい。本日はありがとうございました！第4回タイキアワードでもMVP取れるように頑張って下さい。
最後に。
「代理店」というビジネスモデルは、ベンダーが作った仕組みをもとに収益拡大していくことが本質です。ゆえに新しい発想より、着実実行が求められます。それを否定するわけではないのですが、一方でVUCA時代を生き抜く耐性を身に付けるには、代理店であれイノベーティブな発想は絶対に必要だし、ベンダーに依存しっぱなしにならない良い意味でのしたたかさが必要だと私は考えます。おやぶんはそのフロントランナーであり、おやぶんに続くような人材がこの記事を読んで登場し、タイキのアットホームな風土の上に、イノベーティブ＆チャレンジングな要素を加えてくれることを期待しています。
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