経済産業省による「健康経営優良法人」に5年連続認定!タイキの健康経営の取り組みをご紹介します。

文化

こんにちは。人事部長です。

2017年度から経済産業省が創設・主催している「健康経営優良法人」。タイキは2025年も認定され、これで5年連続の認定となりました。また、この「健康経営優良法人」に深く関係する、「令和6年度健康優良企業」(健康保険組合連合会東京連合会 主催)においても、100点満点で「銀の認定」を受けています。素晴らしい快挙です!

今回は、社内で健康経営を推進する、総務経理部のけいこさんにインタビュー。これまでの推進活動内容や推進への思い、今後の計画などについて話を聞きました。

「健康経営優良法人」とは

そもそも健康経営とは?

健康経営とは、従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践する経営手法です。より健康に・より豊かに働ける会社を目指して“投資”を行うことで、生産性の向上や組織の活性化、さらには業績向上など、様々な“リターン”が期待できます。

労働人口の減少および深刻な人手不足、従業員の高齢化、健康意識の高まりといった社会変化を背景に、健康経営に取り組む企業が増えています。

「健康経営優良法人」および「健康優良企業」とは?

「健康経営優良法人」とは、経済産業省が主催する認定制度において、優良な健康経営を実践していると認定・顕彰された企業のこと。

認定制度には、「①経営理念」「②組織体制」「③制度・施策実行」「④評価・改善」「⑤法令遵守・リスクマネジメント」の大きく5つのカテゴリーがあります。それぞれのカテゴリーごとに、さらに具体的に設定された評価項目(たとえば「定期健診受診率」「喫煙率」「コミュニケーション促進に向けた取り組み」など)があり、それら評価項目の実施によって認定されるか否かが決まります。

一方の「健康優良企業」とは、企業全体で健康づくりに取り組むことを宣言し(健康企業宣言と言います)、健康保険組合連合会東京連合会から一定の成果が認められた企業のこと。

経済産業省が主催する「健康経営優良法人(中小規模法人部門)」の認定を受ける場合は、まず健康企業宣言に参加している必要があります。

参考資料:ACTION!健康経営(https://kenko-keiei.jp/)より 健康経営優良法人(中小規模法人部門)の認定要件一覧

タイキの認定結果はどれくらいすごい?

「健康経営優良法人2025 中小規模法人部門」で認定を受けたのは全国1万9796社。中小企業庁が集計した全国の中小企業数は約336万5000社ですから、今回認定を受けた企業は全体の約0.5%という計算になります。当然、5年連続で認定を受けている企業となるとさらに限られます。

また、タイキは2年連続で100点満点での「健康優良企業 銀の認定」となりましたが、令和6年度に100点満点での認定だったのはわずか31社(全体の1.7%)のみでした。

東京広告業健康保険組合の中で「銀の認定」を受けたのは、タイキが初めてだそうです。700社くらいに配られる健保だよりに、タイキの取り組みが4ページにわたって取材・紹介されたこともあります。

タイキの健康経営の取り組みについて

人事部長
人事部長

ここからは、健康経営の推進を担当しているけいこさんに、詳しい話を聞いていきたいと思います。よろしくお願いします。

けいこ
けいこ

よろしくお願いします!

人事部長
人事部長

ハレタイでは2023年にも一度、健康経営の取り組みをご紹介しました。その時から取り組みがブラッシュアップされて、「健康経営優良法人の5年連続認定」「2年連続100点満点での銀の認定」に繋がったと思います。具体的にこの2年で、どのような取り組みがあったのでしょうか?

けいこ
けいこ

対社内、対社外の2軸で活動を展開してきました。

対社内については、健康経営への認知度を高めていって、もっと自分自身の健康に関心を持ってもらうための取り組みを考えています。例えば、週1回ペースで健康情報の発信、4月と9月に健康保険組合が開催するウォーキングイベントへの勧誘、タイキアワードへの参加・発表(2021~2023年)などを行いました。

対社外については会社のイメージアップを図りました。就職活動中の方やお客様が「タイキは健康経営で成果を出している」と知ると印象が良くなりますよね。そのためにインスタで健康方法などを情報発信したり、ハレタイで取り上げてもらったりしています。

人事部長
人事部長

意外と新しいことは少なくて、2023年以前から続いている取り組みが多いんですね。

けいこ
けいこ

目新しいことをどんどんやるわけではなく、同じ取り組みのPDCAを回していくことが多いです。ちょっとやってみて、結果を見て、改善点や次に取り組むべきことを決めて…と。継続しないと風土・文化にならないので、地道にやり続けています。

人事部長
人事部長

たしかに。ウォーキング大会は社内で徐々に輪が広がってきている印象があります。

けいこ
けいこ

そうなんです。ウォーキング大会の初回の参加者は6~7人くらい、ほぼほぼ総務経理部だけでやっていました。それが2024年は30人超の参加がありました。まだ全社員の3分の1なので、「文化として定着」まではいかないけれど、イベント名だけはみんなが知っている状況にはなっていると思います。

人事部長
人事部長

それはすごい!継続してきた成果ですね。継続で言うと、健康情報の発信も長く続いています。中には、社員によるヨガ教室企画とか、オリジナリティがあっておもしろい発信もありました。こうした取り組みのアイデアはどこから出てくるのでしょうか?

けいこ
けいこ

認定制度には5つのカテゴリーがあるのですが、そのカテゴリーに沿って、タイキに必要なこと、タイキでできることなどを考えます。

今挙げてもらったヨガ教室を例にすると、運動をやってもらう必要があるという気づきから、簡単に取り入れてもらえる運動って何かないかなとまずは考えました。いきなり「フルマラソンを走りましょう」だと誰もついてこないですから。タイキでは毎日ラジオ体操をやっていますよね。あれと同じくらいの動作なら負担なくできるなと思い、ヨガにたどり着きました。

あとは、おぐちゃんが前職でインストラクターだったと知っていたことも大きいです。「会社のイスに座ってできるポーズ」と「家でストレッチがてらやれるポーズ」を考えてほしいとお願いしてみたら快諾してくれて、実現まで一気に話が進みました。

人事部長
人事部長

ところで、以前のハレタイで、健康経営推進のために「健康経営アドバイザー」の資格を目指した話をしてもらいました。資格取得に関する一連の経験は、取り組みや情報発信に活かされていますか?

けいこ
けいこ

資格を取ったことは役立っています。資格試験を受ける際にテキストをもらうのですが、そこに「このカテゴリーにはこういうことをやってください」「こういうことが求められています」と的確にかいてあるんです。

取得前は、ネットで情報を拾いながら「こういう取り組みが良さそうだな~」とふわっとした感覚でやっていたので、自分のリテラシーを高めることに繋がりました。もちろん、情報発信の企画を考えるのにもすごく役立っています。

人事部長
人事部長

実際に資格勉強から生まれた取り組みはありますか?

けいこ
けいこ

「腰痛予防の体操」と「歯科検診受診への呼びかけ」ですね。あとは「睡眠」についての情報発信をするきっかけにもなりました

社員が登場する情報発信のほうが身近に感じてもらいやすい・リアクションしてもらいやすいと考え、うまく社員に協力を仰ぎながら各種取り組みを進めています。

健康経営の推進に込めた思い

人事部長
人事部長

健康経営にゴールはないことは承知していますが、推進するにあたり、今現在目指していることはありますか?

けいこ
けいこ

大きな話になりますが、社員みんなが健康であることです。ただただみんなが心身ともに健康で、会社に来るのが楽しくて、仕事をするのが楽しいという環境を作りたいなと思っています。その結果が健康経営になると考えるので。

一方で、社員のみんなには、会社がそういう環境にしてくれることに依存するのではなく、1人ひとりが自分の心身を健康に保つことへの意識を高めてくれることを願っています。そうすれば、環境が変わっても、どこへ行ってもポジティブに働いていけると思うのです。

人事部長
人事部長

なんだか、考えていることの大きさが、みんなのお母さんみたいですね(笑)。

けいこ
けいこ

そうそうそう!口うるさい実家の母だと思ってもらえれば(笑)。

けいこ
けいこ

でも、「健康診断を受けよう!」などと口うるさく言ってはいますが、自分の考えを押し付ける情報発信にならないように、一方通行にならないようにということは気を付けています。誰かを責めたり傷つけてはいけないので。特に、やりたくない人から見た時の言い回しに気を付けつつ、どうしたら動いてもらえるかを考えています。

人事部長
人事部長

自分が若い頃を振り変えると、健康について、「やりたくない」まではいかなくとも「今は平気」「今はいいや」と強く思っている節はあったように思います…。

けいこ
けいこ

若い人ほどそういう人は多いと思いますが、それでもタイキはみなさん優秀です。健康経営って旗振り役だけが頑張っていても、行動してくれるみなさんがいないと認定はもらえません。私のやっていることはきっかけに過ぎないんです。例えば健康診断の受診率100%という誇らしい結果は、みなさんがきっかけをキャッチし、行動に移してくれたおかげ。健康診断の受診率改善に悩んでいる企業の話もよく耳にしますが、その度に私は恵まれている・みなさんの行動が素晴らしいなと思っています。

行動してくれる人がいるおかげで、新しい企画を提案するモチベーションが湧いてきているので、私は常にみなさんに感謝の気持ちを持ってやっています。ありがとうございます。

毎年継続している取り組みでも、今年はどの角度からアプローチしようか、どんなキャッチフレーズを作ろうかと楽しみながらやっています。

今後やってみたいこと

人事部長
人事部長

これからも連続認定を目指して取り組みが続いていくと思いますが、今後健康経営で計画していることはありますか?

けいこ
けいこ

リアルなコミュニケーションはどんどん増やして行きたいと考えています。特に会社イベントは、普段話さない人と話せたり、自分のことを知ってもらえる機会になります。その機会がすごくモチベーションになって周りにも波及していくと思うので、是非とも増やしていきたいです。

あとは、話が重複しますが、心のケア・メンタルヘルスケアは今後も引き続き重要なパーセンテージを占めるのは間違いないので、力を入れていきたいです。心が健康じゃないと体が動かなくなりますし、後回しにしてはいけないとすごく感じています。

人事部長
人事部長

具体的な活動イメージはありますか?

けいこ
けいこ

コミュニケーションについては、コロナ禍前にやっていたランチ会を復活できたらいいなと考えています。

メンタルヘルスケアについては、ライトな相談先を作りたいと思っています。「相談窓口」ってハードルが高いので、ちょっとした悩みを気軽に話せる場を作りたいです。私で何とかなるのであれば、お悩み相談コーナーでも作ろうかなと思っています(笑)。

人事部長
人事部長

これからもまだまだ面白い取り組みが出てきそうですね!楽しみにしています。本日はありがとうございました

最後に。

今回の記事では「健康経営優良法人」の認定の話にフォーカスしましたが、この認定を取ることがタイキの健康経営のゴールではありません。

タイキが健康経営に取り組むようになったのは2020年頃のこと。世界的パンデミックの発生により、タイキが長く大切にしていた「従業員が顔を合わせて、息吹を感じながら仕事をする」ことが難しくなり、コミュニケーションが取りにくくなった時でした。社長と人事の社員が、「社員の健康面や安全面に対して包括的に取り組むべきなのではないか」「『就業規則に書いてあるから守りましょう』ではなくて、具体的な行動指針を示せないか」と考え始めたことがきっかけです。

ですから、連続で認定を受けられるのは非常に喜ばしい事ではありますが、タイキにとっては手段であり、通過点。この結果に満足しているわけにはいきません。現に今回のインタビューの中でも「健康経営が風土・文化にならないといけない」という話がありました。地道にコツコツと、心身ともに仕事を楽しめることが当たり前の会社を目指して、挑戦は続きます。そしてその挑戦に、従業員の皆さんが主体的に参加してもらえたら嬉しく思います。

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