【T-1グランプリSEASON4開催】介在度×成果で高評価を獲得した受賞作品を一挙ご紹介します!

文化

こんにちは。人事部長です。

社内で生まれた「良い仕事」のグランプリを決めるコンテスト、「T-1グランプリ」。2025年7月4日に「T-1グランプリSEASON4」が開催されました。今回のハレタイでは、その受賞結果や開催の様子をご紹介します。

「T-1グランプリ」では、採用成功テクニックだけではなく、顧客貢献に徹底的にコミットするスタンスも評価対象となります。今回のSEASON4では、その両輪が高いレベルで実現できている作品が揃いました。最優秀賞・優秀賞の計3作品については、その内容も詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

T-1グランプリ SEASON4をレポート!

そもそもT-1グランプリとは?

介在価値と成果が高い仕事(=いい仕事)を発表しあう「T-1グランプリ」。コンテスト形式で開催しますが、競い合うというよりも、仕事を称賛し合うイベントです。イベントをきっかけに1人でも多くの従業員が「自分もいい仕事を実現したい!」と感化され、いい仕事が次々と生まれる組織風土を醸成することを目的としています。

※詳しくはこちらの記事をご覧ください。

2023年9月4日(月)、第1回T-1グランプリが開催されます!
パッと見、某グランプリを彷彿させる本イベント…(笑)。果たしてどんなイベントなのか、ご紹介したいと思います。T-1グランプリってどんなイベント?ますは、T-1グランプリとはどのようなイベントかと言うと…営業が、高い「介在価値」と「成果」を創

評価基準はSEASON1から変わらず「介在価値(介在度×成果)」ですが、前回開催のSEASON3より「介在度」「成果」の指標がより具体的になっています。

マネジャー審査会を通過した作品は、本大会でプレゼンを行います。発表を聴いた参加者全員(ほぼ全社員です)が、「介在度」「成果」それぞれ7点満点で採点。獲得した合計点数の高い順に、最優秀賞、優秀賞、入賞が決まります。発表次第で点が伸びる可能性も十分。そのため、趣向を凝らしたプレゼン資料を用意したり、発表作品を通じて伝えたい想いを語るなど、本大会では毎回、熱いプレゼンが繰り広げられます!

今回も実行委員が頑張りました

T-1グランプリを盛り上げるため、ひいては介在価値の高い仕事にこだわる文化を社内に根付かせるため、今回も実行委員が長期間にわたって活動。当日の運営だけでなく、作品エントリーの呼びかけや本大会出場者への招待状の送付、オープニング動画の作成など、忙しい営業の合間を縫って、皆で力を合わせて準備を進めてくれました。本当にありがとうございます。

そして今回は、4回目の開催にして初めて「T-1グランプリTシャツ」を作成!イベントの特別感を演出し、プレゼン発表への期待感も一層高まりました。

はぎちゃん(写真中央)&しゅーま(写真右)は当日の司会進行も担当。場の空気をあたためながら発表者へのフォローも欠かさない、すばらしい司会でした!

SEASON4の受賞作品

今回は、最優秀賞1作品、優秀賞2作品、入賞2作品が選ばれました。念願の最優秀賞受賞や、初めての受賞・入賞があり、表彰式ではいつも以上にあたたたかな拍手に包まれました。

【最優秀賞 1作品】

「⼈材要件整理/給与条件・勤務条件の設定/選考フローの提案/媒体設計・コンテンツ/応募者対応までぜ〜〜〜〜〜〜〜〜んぶ、ゼロから作り上げ対応し、現3 名の会社に対して4 名の採⽤成功と離職ゼロを実現」

※営業 ともちゃん

【優秀賞 2作品】

経営課題を分析→『4年間かけて取り組むべきこと』を整理し
→5年後の新規開店に向けて進み始めたお仕事

※営業 とおるちゃん

採用計画の策定からディレクション。
10~12月の短期で6500件の応募獲得・3000名の採用決定を実現

※営業 なづき

【入賞 2作品】

<負の⽋員サイクルからの脱却/⼤阪営業所の再開へ>
場当たり的な採⽤でなく、問題の洗い出しから⾏い本当に今必要な⼈材を再定義。
営業部⻑(マネージャークラス)2 名の採⽤を実現」

※営業 なっち

IndeedPLUS 導⼊により、事業上のリスクを回避し、
事業拡⼤に向けて適正な採⽤モデルを実現した」

※営業 シュータ

最優秀賞 ともちゃんの仕事

作品紹介

「⼈材要件整理/給与条件・勤務条件の設定/選考フローの提案/媒体設計・コンテンツ/応募者対応までぜ〜〜〜〜〜〜〜〜んぶ、ゼロから作り上げ対応し、現3名の会社に対して4名の採⽤成功と離職ゼロを実現

【評価のPOINT】
採用の手前からプロとして介入し、お客様の事業成長に繋げている、顧客介在価値の高い仕事!

人手不足を解消し、売上を伸ばすための採用活動
大手総合設備工事会社などからの直接案件を請け負っている電気設備工事業のお客様。社長+社員2名の体制のため、既存取引先からの依頼に応えきれず、やむを得ず下請け会社へ案件を回している状況でした。社長自身も複数案件を掛け持ち、休みなく働く日々が続いており、売上・利益の最大化と同時に、「社長が休める環境」を整えることが急務。そこで、「即戦力かつ直雇用の人材確保」を目指す採用活動がスタートしました。

「即戦力とは誰か?」を一緒に考えるところからスタート
これまで公募採用の経験がなく、右も左もわからない状態だったお客様。そこで、採用活動の第一歩として、人材要件の整理から丁寧に進めました。まずは「即戦力」を明確化。「電気工事士の有資格者で実務経験が豊富な方」と設定して、3名採用することを目標としました。しかし、採用難易度が高すぎる懸念もあり、人材要件の一部を見直すことに。3名のうち1名については、「資格あり・現場経験は浅め」の“微経験者”も対象とすることで、現実的な採用可能性を高めました。

応募を最大化するために採用手法の選定や採用条件で工夫
即戦力人材のようなハイスキル層はターゲットが限定されるため、スカウトを活用したダイレクトリクルーティングをご提案。同時に、ピンポイントな集客だけで応募を集めきれるか不安もあったため、IndeedPLUSや求人広告にも出稿し、広く網を張るアプローチも実施しました。加えて、夜間対応が多いという業務特性を踏まえ、業界平均よりも高めの月給を設定。応募者の関心を高める工夫を行いました。

状況の変化に応じた柔軟な採用オペレーション
採用が初めて、かつ、現場対応に追われている社長でも無理なく採用活動を進められるよう、応募者対応の代行をご提案。社長が面接に専念できる体制を整えました。また、最初は面接の感覚をつかんでいただくために、多少経験が浅い応募者とも積極的に面談を設定。採用の状況を見て、途中から経験者のみの対応にシフトするなど、柔軟な運用で対応しました。加えて、「応募者とは直接会って話したい」という社長の希望にお応えするため、来社率向上に向けた施策もご提案。結果、面接を打診した10名のうち、7名に内定を出すことができ、高い内定率を実現しました。

4名の採用を実現し、企業規模は順調に拡大
経験者3名の採用と、電気工事士の資格がある微経験者1名の採用に成功。入社から半年以上が経過した今も全員が定着・活躍しています。おかげで社長自身は休みを取れるようになりました。また、会社としても受注できる案件が増加。売上・利益の両面で着実な成果が出ています。この採用成功により、次の採用活動も実施し、1年足らずで10名体制を実現。現在はチームを束ねるリーダー採用を実施中です。

受賞した感想

今回の仕事は、他の会社様からの紹介でスタートしました。紹介元の会社様の顔に泥を塗るわけにはいきません。そして何より、自分はこの仕事をするうえで、「採用成功を絶対諦めないこと」「社外人事のように一緒に頑張る存在になること」の2つを信条としているので、どんなに採用難易度が高くても、何が何でもやり遂げたい仕事でした。今回は私たちが手も頭も動かして社長の役に立てることがたくさんありました。それに取り組む最中に感じたのは、かつてないほどの責任感とワクワク感!忘れられない仕事の1つになったと思います。

また、今回はたくさんの人のサポートがあって出来た仕事です。普段はあまり「1位になりたい!」などは言わない性格なのですが、今回ばかりは恩返しのために頑張ろうと決めていました。無事に最優秀賞をいただくことが出来て、心から嬉しく思います!

優秀賞 とおるちゃんの仕事

作品紹介

「経営課題を分析→「4年間かけて取り組むべきこと」を整理し→5年後の新規開店に向けて進み始めたお仕事」

【評価POINT】
お客様にどこまでも寄り添おうとする姿勢が素晴らしい仕事。事業拡大という目的に向けて、ボトルネックから向き合っている点に介在度の高さを感じる!

5年後に新店舗出店するには今何をすべき?
都内でカフェのFC店舗を4店舗展開しているお客様。今回の仕事は、「5年後を目安に新店を出したいけれど、何からやればいいかわからない」という話をお伺いしたことがきっかけで始まりました。新規出店には本部からの支援が必要不可欠です。その支援を得るためには、お客様の場合、人員体制の強化とクレーム件数の減少という課題解決をする必要があることが判明。クレーム件数は人員不足が原因でもあると考え、人員体制の強化に取り組むことになりました。

人員体制の強化=求人掲載だけでは不十分
人員体制の強化に関して、現状を分析してみると、大きく2つの問題が浮かび上がってきました。1つは、定着率の悪さ。特に採用して1~2ヶ月以内の離職が多く発生していました。もう1つは慢性的な欠員。既存店はすべて採用難エリアにあるため、なかなか欠員補充が進まず、忙しいことが常態化していました。他にも、求人掲載以外に時間をかけて取り組むべき課題が山積していることが判明。そこで、新規出店目安までの5年を4つのフェーズに分けて段階的に課題を解決していくこと、その経過について定例でミーティングをすることをお客様に提案しました。

定着率の課題は研修体制の改善で解消
5年計画のうち、最初のフェーズのテーマは「既存スタッフを守る」こと。そこで取り組んだ課題解決の1つが定着率の改善です。早期離職の要因を調べると、大きく2点「研修内容がなかなか身につかないこと」「教える側の人材不足」であることがわかりました。そこで研修フローの見直しを提案。高いモチベーションで短期習得できるフローへの改善を図りました。加えてフィードバックシートを導入。新人スタッフの状況を指導側全員で共有することで、誰でも教えられる体制を構築しました。結果、業務の習得スピードが向上し、早期離職がほとんどなくなりました。

定例ミーティングでは求人の運用方法を見直し
これまでは欠員が出た際にスポットで求人をご掲載いただいており、それだと応募単価が高騰しやすい問題がありました。そこで通年掲載への変更をご提案。緩やかに募集し続けることで、応募単価を下げることや新人受け入れ時の負担軽減を実現しました。結果、年間の求人予算を抑えながらも、一部の店舗で欠員解消に成功しています。

当初の計画よりも1年早く次のフェーズへ
定着率の向上やアルバイト人数の底上げなどがうまくいき、当初よりも1年早いペースで5年計画が進捗しています。近々、次のフェーズである「店長候補の採用」がスタート予定。事業拡大に向けて順調に進んでいる点をお客様からも高く評価いただいています。

受賞した感想

まさか発表の場に選んで頂けるとも思っていなかったので、まずは選出頂きとても嬉しかったです。皆さんの前で発表するなんて恐れ多い気持ちでしたが、発表後に先輩方から「良い取り組みだね」「すごく考えて仕事しているんだね」と声を掛けられ、さらには優秀賞までいただき、自分が取り組んできたことに自信を持てる機会となりました。

今回のお客様は、私が入社してから1年程経過したタイミングで先輩から引継ぐことになりました。当時は私に務まるのか不安な気持ちでいっぱいだったことを覚えています。先輩が築いてきた信頼関係を壊さないよう、「お客様について深く理解すること」を常に意識していたからこそ、私も今回の仕事に本気で向き合うことができました。そして、「新規出店」という難題に対して「採用」に閉じない総合的な提案をすることができたかと思います。

優秀賞 なづきの仕事

作品紹介

「採用計画の策定からディレクション。10~12月の短期で6500件の応募獲得・3000名の採用決定を実現」

【評価POINT】
計画からディレクションまで広く介在し、大手営業の要素が詰め込まれたような仕事。採用難の時代に3ヶ月で3,000名の採用という圧倒的な成果が素晴らしい!

年末の短期スタッフの人員確保が至上命令
鮮魚専門店をチェーンストア展開しているお客様。業界トップを目指しており、そのための戦略の1つが「年末年始の短期商戦での売上UP」でした。なぜなら、年間売上に占める12月月間の売上は相当高く、年末の売上UPが年間売上UPに直結するためです。年末短期商戦を既存スタッフだけで乗り越えるのは不可能であり、短期スタッフの人員確保は毎年絶対に達成しないといけない課題となっています。

前年度と同じやり方では通用しない公算大
2024年度の目標は「12月末までに2900名の採用」。2023年度の実績とトレンドを加味して、2024年度は「応募目標5480名」と策定しました。これは2023年度の応募単価であれば十分に達成が見込める数字です。しかし、「マーケットトレンドの悪化」や「IndeedPLUSのリリースにより、従来利用媒体の効果悪化の懸念」などがあり、従来通りの採用では厳しい見立てに…。全体設計の見直しが求められました。

全体設計の見直しで行ったこと:予算配分の見直し
経営やコスト意識を持たせる目的で、本部とは別に店舗ごとに採用予算を持ち、店舗が独自に採用活動を行っていました。ところが本部採用と比べて店舗ごとの採用は応募単価が上がる傾向があり、採用費が高騰する問題が発生。そこで、本部の採用予算を増やし、その分店舗の予算を減らすことで全体の費用対効果をあげることをご提案しました。

全体設計の見直しで行ったこと:媒体差配までディレクション
2023年度の結果を踏まえて、各メディアの応募数・応募単価を予測。今まで利用していたIndeedPLUSや求人ボックスに加えて、Web広告(Google、Yahoo!)、スタンバイ、しゅふJOB、シフトワークにも新たに掲載することをご提案しました。

短期スタッフの採用は大成功し、売上UPに貢献
本部予算・店舗予算の予算配分からディレクションし、複数メディアをミックスすることで、最適な差配・運用を実現。10~12月の3ヶ月間で6500件の応募獲得・3000名の採用決定となり、採用目標を達成することができました。人事ご担当者様から大変ご満足いただいており、各店舗からは「しっかり人員確できたことで、昨年よりも売上が上がった」という嬉しい報告もいただいています。

受賞した感想

この度は優秀賞に選出いただきありがとうございました。今回の仕事は、「短期×3000名規模の採用」ということで、プレッシャーはありましたが、お客様の売上成長に直結する仕事だったので、「なんとしてもやり遂げたい…やり遂げなくては…!」という気持ちで取り組みました。結果的に採用目標を達成でき、とてもほっとしたのを覚えています。2025年末の採用も成功できるように、お客様と二人三脚で頑張りたいと思います。

また、採用目標を達成することができたのは、アシスタントさん、制作さん、営業企画さんなど、たくさんの方々にサポートいただいたおかげです。だからこそ今回、優秀賞を受賞することができ、とても嬉しいです。今後も、T-1グランプリに選出されるような仕事ができるように、より一層励んでまいります。

今回も「ツイコレ」の表彰がありました

まず、ツイコレとは?

「Tweet Collection(通称ツイコレ)」とは、日常的に高い「介在価値」と「成果」を意識していくことを目的とした取り組みです。T-1グランプリ開催時だけでなく、日頃から互いにモチベーションを高めていこうと起案されて始まりました。入社年次問わず、「これはいい仕事だ!」「是非みんな共有したい!」という仕事を「ツイコレチャネル」で気軽にツイートし合っています。

詳しくはこちらもご覧ください。

【タイキカルチャー最前線】いい仕事を共有する「ツイコレ」でタイキが盛り上がっている件!!
こんにちは!営業第二部のたまちゃんです!タイキで働く上で欠かせない、社内コミュニケーションツール「Teams」。提案商品ごとのチャネル、部署ごとのチャネルなど、様々なチャネルを立ち上がっており、活発で円滑な社内コミュニケーションを支えていま

ツイコレ受賞者を発表

「ツイコレチャネル」への投稿の中から「Best Tweet賞」と「Most Tweet賞」を選考。T-1グランプリ内で発表されました。

Best Tweet賞

社員がやめて大ピンチのお寿司屋さん:職人シニアパート採用でピンチを脱出!
※営業 おぐちゃん

Most Tweet賞

投稿件数 30件
※営業 とおるちゃん
(SEASON3に続いて2連覇!)

写真を見て気づかれたかもしれませんが、受賞者2名にも「T-1グランプリTシャツ」が贈られました。実行委員とは別の色で特別感があり、受賞の喜びが一層大きくなったのではないでしょうか。

最後に。

先日の日経新聞で、「飲食業界のパート求人が、賃金水準の高騰により2割減少した」という記事が出ていました。減少の理由は、人手不足が解消されたから、ではありません。「求人を出しても採用できない」と、求人を手控える動きが広がっているようなのです。

私自身、「お客様の頭の中で、採用を諦めてしまっていないか」と感じる機会が増えています。その感覚は中小企業に対して特に顕著です。例えば、大卒求人数は基本的に増加傾向であるのに対し、300人未満の中小企業だけは減っています。人手不足を解消することなく、廃業を選ぶ中小企業も増えています。

こうしたネガティブマインドをポジティブマインドに変えていくことこそ、我々の使命だと思います。今後、ひょっとしたら採用成功の手法を考えることはAIに取って変わられるかもしれません。でも、お客様に勇気を与えるコミュニケーション、感情に訴えかけることは私たちだからできる仕事です。

そこでいうと、今回受賞・入賞した5作品はまさに、難題から逃げることなく、真正面から向き合っていました。この「顧客貢献に徹底的にコミットするスタンス」こそ、タイキが大事にしてきた・大事にしていくべき文化です。それを今回のT-1グランプリで再認識することができました。

今回のT-1グランプリで同様の気づきや刺激を得た人は多かったのではないでしょうか。その気づきを一人ひとりが行動にしていくことが、未来を変える力になります。日本中の中小企業が、採用に前向きに挑める。そんな社会を、私たちの手で実現していきましょう。

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