タイキの新サービス「ナレッジワーカー」とは?

編集PICKS

こんにちは。人事部長です。

今回は2022年1月にスタートした、タイキの新サービス「ナレッジワーカー」についてご紹介します。サービス概要だけではなく、サービスを立ち上げたマネジャーの「ほど」にサービス立ち上げの裏側を語っていただきましたので、そちらも含めて紹介します。

そもそもナレッジワーカーってどんなサービス?

ナレッジワーカーとは、タイキがお客様の「社外の人事担当」として、採用活動の様々な業務を企業に代わって行うサービスです。世間一般では、採用代行、RPO(Recruitment Process Outsourcing)等と言われますが、ナレッジワーカーの特徴はただリソースを提供するだけではなく、人材サービス会社として46年やってきた実績から生まれた「ナレッジ」も提供することです。

昨今、「自社にマッチした優秀な人材を確保したい」と願っているものの、以下のような問題点を抱え、採用に苦戦している企業がたくさんいます。

・専任の採用担当者がいない(または人員が不足している)。
・求めるレベルの人材が集まらない。
・そもそも人が集まらない。
・人材紹介会社を中心に採用活動を行い、採用コストが高騰している。
・採用活動のPDCAサイクルが回せていない。
ナレッジワーカーはまさにこれらの問題を解消し、企業の採用成功をナビゲートするサービスなのです。

サービス開始から4ヵ月が経ちますが(2022年4月末現在)、すでに複数社の企業様の支援が決定。

例えば、IT企業様向けのダイレクトリクルーティングサービス「Wantedly」の運用支援。お客様は、システムエンジニアの中途採用を強化されており、即戦力を求めるため人材紹介会社を中心に採用活動を行なっていました。しかしながら昨今、デジタル人材の獲得競争は激化を極め、人材紹介会社からの候補者紹介数が減少するという問題が発生していました。そこで当社のナレッジワーカーを提案。未導入だったダイレクトリクルーティングを提案し、その中でも若手エンジニア採用に強い「Wantedly」の利用とその運用支援を当社に任せていただきました。

他にも、外食企業様向けに採用サイトの運用代行を行なっています。人手不足が顕在化する外食業界ではどの企業も非常に採用に苦戦しています。当社のお客様も同じ悩みを抱え、様々な採用手段を導入するものの、運用に手が回っていませんでした。採用サイトは他の採用手段(求人広告、WEB広告等)とのシナジーが期待でき、採用成功のカギを握っています。そこでタイキが採用サイトの運用を支援することになりました。


ここではすべてご紹介できませんが、他にも多くの引き合いをいただいているナレッジワーカー。今後の展開が非常に楽しみです!

それではこの後、ナレッジワーカーの責任者である、営業部次長の「ほど」に立ち上げ背景や今後のサービス展開についてインタビューをしましたので、そちらを紹介したいと思います。

ナレッジワーカーはどのようにして誕生したのか?

人事部長
人事部長

それでは本日はナレッジワーカーについて色々と質問させて下さい。

ほど
ほど

よろしくお願いいたします。

人事部長
人事部長

まずは当時、大手セクションという非常に大きな売上シェアを占める営業チームを率いていたにも関わらず、新しいサービスを立ち上げることを経営に起案したその背景を教えて下さい。

ほど
ほど

営業の最前線にいる中で、最近、既存の求人広告だけではお客様の採用課題の解決が難しいと感じるようになっていました。求人広告では採用成功が難しく、採用する人の質を高めたいからと、求人広告から離れて、人材紹介会社の利用へ傾斜するお客様を何社も見てきました。こうしたお客様へ我々が支援できることってないのかな?と思ったのがきっかけです。

人事部長
人事部長

確かにお客様の採用手段の多様化は年々、進んでいます。

ほど
ほど

そんな中、あるお客様から「採用活動に関する打ち合わせはこの人として!」と紹介されたのが、お客様の社員ではなく、外部の採用代行会社の方でした。RPOが一般的になっていることを実感するとともに、お客様から「人事のマンパワーが足りず、外部の力を頼る。こういうニーズって結構ありますよ。」と気づきをいただいたんです。

人事部長
人事部長

それで「自分もやろう!」と?

ほど
ほど

そうです。それともう1点…

 

元々、ずっと新しいことやりたいという思いはあったんです。そして自分みたいな思いを持った人間が、自分の部下にもいるだろう、と。実際に「求人広告の仕事に飽きてしまった」「新しいことをやりたい」と転職するメンバーがいました。

人事部長
人事部長

そういう前向きな転職は止められないよね。

ほど
ほど

はい。だからこそ、メンバーにタイキは新しいことをやれる会社だと思って欲しいと思ったんです。自分が新しい挑戦をして、ひょっとしたら失敗するかもしれないけど、新サービスや新規事業を起案して、カタチにして、動かせること。それを体現して、みんなに今いる環境(タイキ)に希望を持って欲しいと思い、ナレッジワーカーの立ち上げを起案しました!

人事部長
人事部長

ビジネスチャンスを捉えただけでなく、タイキで働く後輩に明るい未来を見せてあげたいと。ほどらしい発想ですね!

ところで当初はどんなサービスにしたいと思ったか、その構想をお聞かせ下さい。

ほど
ほど

今の思想と変わらないですよ。ただタイキでRPOをやる価値について考えました。結果、お客様の手足(マンパワー)になるだけでなく、頭を使うことで貢献しようと思いました。求人広告の営業をやっていて「自分が人事だったら…こんな施策を実施するのに」って思うことあるじゃないですか。それだけタイキには採用活動に関するナレッジが蓄積されています。このナレッジがお客様の役に立てるのではと思ったんです。

人事部長
人事部長

なるほど。ちなみにナレッジワーカーの立ち上げが経営に承認されるまでに苦労したことは何ですか?

ほど
ほど

マネタイズをどうするか、いつまでに黒字化させるかなど財務面をはじめ、ゼロイチで作っていく過程に苦労しました。昨年から具体的に構想を描きはじめ…外部の方にも相談し、事業計画書のフォーマットを共有してもらい、少しずつカタチにしていきました。

人事部長
人事部長

起案後、すんなりと承認されたんですか?

ほど
ほど

経営からは、責任をもって進めていけるのか覚悟を問われました。それでもやりたい!成功するか分からないけど、とにかくやらせて欲しい!と懇願し、承認いただきました。

人事部長
人事部長

そんなやり取りがあったんだ。覚悟を決めることができたのはなぜ?

ほど
ほど

メンバーの顔が浮かびました。常々「みんなのためにできることはないのか。」と自分に問い続けていました。役職者になってから「関わる多くの人から必要とされ続ける存在でありたい。現状に甘んじてはダメ。」だと自分に言い聞かせていましたので、覚悟はできました。

人事部長
人事部長

素晴らしいです。

 

ナレッジワーカーの現在地は?

人事部長
人事部長

サービスをスタートさせて良かったことは何ですか?

ほど
ほど

早速、何社かのお客様から期待をいただいていることです。利益もしっかり出ています。

人事部長
人事部長

受注入っているよね!メンバーの反応はどうですか?

ほど
ほど

期待の声をもらえています。メンバーの中には元々、構想を話していた人間もいますので、「実際に形になったんですね。一緒にやりたいです!」と言ってくれるメンバーもいて、嬉しかったです。

人事部長
人事部長

一方、苦労していることは何ですか?

ほど
ほど

「生みの苦しみ」はやはり実感しています。自分で価値を決めて、プライシングを行なう。とても仕切りが難しいと感じています。

人事部長
人事部長

僕らのメイン事業である求人広告事業は、版元であるリクルートが価値、プライス、オペレーションを全てきちんと設計し、確立してくれています。営業や制作といった、ビジネスプロセスの一部分に集中できるのがこのビジネスのメリットでもあります。その点では自社独自の新規事業は難しいと想像できます。

ほど
ほど

そうですね。サービスを大きくしていこうと思っても、まだ売上が立たないうちは投資を取りつけることは難しく、自分一人で何でもしないといけなく、行き詰ってしまいました。「これ以上、拡がらないな」と思ってしまったんです。

 

そこで取締役の「せき」さんに相談し、現在は新規事業MTGを毎週行っています。

人事部長
人事部長

定例MTG、僕も参加させていただいています!ほどが真剣にこのサービスを拡大させていこうという意志を毎週、強く感じています。

ほど
ほど

自分一人でやっていくのは難しいと思いました。でもこれが会社にいる中のメリットですね。一人じゃない。視座を与えてくれる人たちがいる。そこで少しずつ打開策が見えてきた気がします。

 

人事部長
人事部長

それは良かった!でも営業第四部のマネジャー職と兼務する中で大変だよね。。。

ほど
ほど

でも「二足の草鞋」の大事さも実感しています。結局、新しい案件ニーズを見つけてきてくれるのは営業本部のメンバー一人ひとりだからです。営業本部のマネジャーとして現場の最前線に立ちながら、仕事の相談や商談の同行を行ってくことで、お客様のニーズに的確に応えていけたらと考えています。新人からも「ほどさんのサービス、良いですね!」と早速、期待をもらっています。

 

ナレッジワーカーの未来は?

人事部長
人事部長

ナレッジワーカー、今後、どんなサービスにしていきたいですか?

ほど
ほど

この1年で、事業部化を果たして、2~3年後には一つの会社にしたいです。ナレッジワーカーを求人広告事業の補完事業とするのではなく、この事業だけでしっかり利益を出せるようにしたいです。

人事部長
人事部長

いいですね!!

ほど
ほど

今は求人広告事業で取引のあるお客様から引き合いをいただいていますが、いずれはナレッジワーカーでしっかり実績を作って、それをもとに新規の営業をできるようにしたいです。今と逆で、ナレッジワーカーで取引のあるお客様から求人広告の取引が拡がっていく、そんな展開を構想しています。

人事部長
人事部長

なるほど。そうなると当社の新規営業の強い武器となりますね。

ほど
ほど

極論、ナレッジワーカーの成功がゴールでなくてもいいんです。ナレッジワーカーが失敗したとしても、新しいサービスに挑戦した事実が、次の挑戦の機運を生んでいけば良いと思います。新しいことに挑戦することが当たり前になる、そんなイノベーティブな風土が生まれ、後輩、部下がどんどん手挙げをしている状態を実現させたいです。

人事部長
人事部長

タイキにもそんな世界が実現するといいですね!ほどさん、本日はありがとうございました。

最後に。

タイキの新サービス「ナレッジワーカー」、いかがでしたでしょうか?個人的には最後のほどの「極論、ナレッジワーカーの成功がゴールでなくてもいいんです。」がとても印象的でした。それは僕自身もタイキにイノベーティブな風土が生まれることを期待しているからです。過去に制度として「フリーエージェント制度」や「新規事業公募制度」を作りましたが、十分に活用されているとは言いがたい状況です。つまり空気や風土、文化というのは仕組み、制度等のハードを作ったところで生まれるものではなく、当事者の圧倒的な熱狂が伝播してこそ生まれるものだと思います。その点でほどにかかる期待は大きいと思いました!僕も微力ながら応援していきたいと思います。

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