こんにちは。人事部長です。
今回は2年目の営業マンを対象にした「若手育成研修」をご紹介します。タイキでは新人の1年間は新人だけのチームに配属になり、一括教育を行います。では2年目以降は教育機会が減るかというとそうではなく、OJTが中心になるものの、OffJTも実施しています。今回ご紹介する「若手育成研修」もその一つです。
若手育成研修とは
2. アンケート結果を元に「他者が見た自分」「自分が思っている自分」の差異を知る
→自身の強み・弱みを整理
3. 「なりたい自分」を探り、その姿に近づくため今後の開発計画を作る
→日々の営業活動に反映させていく
若手育成研修の当日プログラム
当日のプログラムもご紹介します。
【午前中】
まずは事前に上司・先輩、同僚の方々にお願いしていた「360度サーベイ」の結果をもらいます。「他者が見た自分」と「自分が思っている自分」つまり他者評価と自己評価を照らし合わせ、評価が一致しているところはどこか?違うところはどこか?を見つけ、自分の強みと弱みを整理します。
「なぜこれが自分の強み・弱みとして出るのか?」
「これまでの人生のどんな体験から強み、弱みが醸成されていったのか?」などを分析し、
「強み、弱みが普段の仕事の中でどのように影響しているのか」を振り返ります。
【午後】
午前中の自己分析の結果を他の参加メンバーの前で発表し合い、意見をもらい自己分析の精度アップにつなげます。そして各自が持っている「なりたい姿(Will)」を実現するために、自分の強みをどう活かすか、自分の弱みをどう克服するか、具体的なアクションプランを立てます。
そこから再度、参加メンバーの前でなりたい姿(will)とアクションプランを発表します。意見をもらいブラッシュアップをし「開発計画」としてまとめ上げます。これで当日のプログラムは終了ですが、これで研修はおしまいではありません。
【当日プログラムの終了後】
参加者はその後、各所属部署で開発計画を共有。上司や同僚から更にアドバイスを貰い、なりたい姿(will)の実現に向けた開発計画を完成させます。
目標カード
職場内FBを経て、開発計画を完成させたら、そこから実行フェーズに移っていくわけですが、立てた計画がいつの間に本人からも職場の同僚からも忘れ去られてしまわないように小さなカードにして、デスクに貼っておきます。こうしていつも開発計画を意識して仕事に取り組むのです。
2023年7月29日に実施された参加メンバーの目標カードの一部をご紹介します。
ちなみに目標カードの裏面には上司、先輩からのエールも!
参加メンバーのコメント
今回参加した2年目営業、いよちゃん、さく、しゅーま、ともちゃんから参加後の感想コメントをいただきました。
先輩方や同期に事前にアンケートに回答いただき、客観的に自分の性格をとらえることが出来ました。
自分はこういうところが強く、こういうところが弱い、ということがわかったので、今の業務の中でこういうところに強みが出ている、弱みが出てしまっていると振り返るきっかけになりました。
その振り返りをふまえて、では実際に業務の中でどのように動いていけばよいだろうと考え、実際に強みを伸ばしたり、弱みを改善したりという行動を自らおこせるようになりました。
改めて自分のことを見つめなおす機会になり、また、同期についても自分が感じていることを言語化することで素敵な人たち囲まれているなと感じることが出来ました。
自分のことをこう思ってくれている、自分は回りのことをこう思っていると考えることで、今後自分が周りへどう見せるかや周りとどう接するか考えやすくなりました。このように考えることでゆくゆくはお客様への見せ方や接し方を意識してに良好な関係を築いていけるように日々行動につなげていけたらいいなと感じました。
目標に対してのプロセスが可視化出来るようになり、モチベーションを高く保つ事が出来るいいきっかけになりました。目標はあるけどたどり着く算段が見えない、、、みたいなモヤっとした部分が解消される機会になりました。
今回の目標に閉じず、都度、目標と計画を更新してなりたい自分を叶えようと思います。
もともと性格診断などが好きであったり、自分を客観的に捉えることは強みである自覚はあったのですが、周りから率直な意見をいただくことは、大人になるにつれ機会が減るので、とても有意義で貴重な時間でした!
また研修当日に強み・弱みを分析するだけではなく、研修後の開発計画を上司と共に練り直していく上でも、また自分の中で気付きがあったり、より営業の現場や通常の業務でもどう落とし込んでいくかが現実的になっていったので、とても学びが多かったです。
みんな、頼もしいですね!ぜひWillを実現させて欲しいですね。
上司・先輩からエール
最後に今回参加した2年目メンバーの上司・先輩から参加メンバーへのエールをもらいました。
まず、いよちゃんの上司のホンダさんから。
今回の研修を通じて、お客様・求職者の双方へ目線を向け、価値提供できる営業を目指しているいよちゃん。先日、早速採用成功したお客様、求職者の方へインタビューを行い、嬉しい声が聞けましたね。人一倍責任感が強いからこそ、お客様の期待に応えられないときには自責の念を抱いてしまうこともありますが、一生懸命に提案・伴走しているという姿も、お客様は見てくれているはずです。
T-1グランプリ(社内のコンテスト)入賞や、目標達成など、目に見える結果も出てきており嬉しいです。これからも「いよちゃんファン」を増やしていけるよう、提案力を磨いていきましょう!
次に、さくの上司のくさのさんから。
さくは自身の考えをしっかりと持ちながら営業活動ができる、とても優秀な営業です。ただ…せっかくとても良い考えがあるのに、他者へのアウトプットが非常に苦手。また、自分自身に自信を持つことができず、その自信のなさから、話をしている内容が自分でもわからなくなってきてしまい、相手に伝わらないことがありました。
今回の研修を通してその弱みを克服するために、課内で自身の良い仕事を共有する時間を作りました。はじめは中々自分の思ったことを伝えることができませんでしたが、先輩からFBを貰いながらブラッシュアップをし、少しずつわかりやすく伝えることができるようになりました。次回は部内全体に発表を行い、20名以上のメンバーの前で発表をします。
いち早く自分の弱みを克服して、より素晴らしい営業となることを期待しております。
続いて、しゅーまの先輩のなづきさんから。
職場FBでは、しゅーまの仕事に対する前向きな姿勢、向上心の高さを改めて感じました!
自身が課題に感じている「人に分かりやすく伝える力」を伸ばすため、現在課会で仕事共有を行っています!(現状・問題・課題・解決策をまとめて、それを発表。発表後は先輩達からフィードバックを貰う)回数を重ねる毎に成長が見られるので、私もいつも楽しみにしています!
しゅーまが目指す姿を実現できるように、また、モチベーション高く仕事に取り組めるように、サポートしていければと思うので一緒に頑張りましょう!!
最後に、ともちゃんの上司のけんとさんから。
今回の研修では本人が認識している強み、していない強みが明らかになり言語化することが出来たいい機会だったのではないでしょうか。持ち前の人当たりの良さで既に所属する1課の雰囲気を良くしてくれていたのですが、新たに人の仕事を見て、良いところを褒める。いいところ発見カードという取り組みをスタートしてくれています。その取り組みを続けつつ、さらに影響の範囲を部や他部署にも広げて行ってもらいたいと思っています。
研修での学び、気づきが早速、具体的な行動に移っているようです。素晴らしいですね。上司・先輩の皆さま、温かいメッセージありがとうございました。
最後に。
今回の若手育成研修、まだまだこれで終わりではありません。実はフォローアップ研修も実施します。
6ヵ月後に「中間フォローアップ」。行動計画のできたこと、できなかったことを抽出し、できなかった要因を考えます。そしてどうしたら開発計画をきちんと実行できるかをまた研修メンバー全員で集まって議論します。さらに6か月後、「成果発表会」を実施します。1年間、開発計画に取り組んだ結果を共有します。こうして1年かけて、若手メンバーの開発計画の実行支援を会社として行っています。例年、若手育成研修は入社2年目に行っています。よって成果発表会が終わるのは、3年目の半ばから後半。
タイキは入社3年間の成果は、本人の頑張りだけでなく、会社の全力バックアップのもとに作るべきだと考えます。若手メンバーには、早く、高く成長してい欲しいと願い、研修を充実させています。
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